これだけはやっておきたい花粉対策|2022年準備はOK?

記事更新日: 2022/04/16

ライター: Goki

この記事でわかること
  • 花粉症のメカニズム
  • 花粉症対策で絶対にしておきたいこと
  • おすすめのツボ2選
  • 地域ごとの今年の花粉の量

 

この冬は寒かったね。

やっと暖かくなってきて嬉しいよ!

 

そうね!気持ちのいい日が増えてきたね!
でも、最近目がかゆくて...

 

まさか花粉症??
実は僕も花粉症なんだ...

毎年、花粉に悩まされている人は少なくないと思います。

今年もこれからヒノキの花粉がピークを迎えますよね。

みなさんは何か対策をしていますか?

もし何もしていない人がいるとしたら、1つだけして欲しいことがあります!!

それは、『家の中の環境を整えること』です。

では、どうして家の中の環境を整えることが大切なのでしょうか?

花粉症ってなぜなるの?

はじめに、花粉症はどうしてなるのかを簡単に説明します。

花粉症のメカニズム

一言でいうと、花粉症の症状は、花粉とIgE抗体(花粉に合わせて体内で生成される抗体)によって引き起こされます。

花粉が人の体に入ってきたとき、人体では花粉を異物だとみなし、

その異物を排除しようと、体内では花粉に合う抗体を生成します。

この生成した抗体が『IgE抗体』です。

IgE抗体は、花粉にピッタリと結合するように作らます。

しかし、花粉と結合したときにアレルギーの症状の原因となる物質を放出することが分かっており、

それが、目のかゆみやくしゃみ、鼻水といった症状として出るのです。

花粉症の症状は、花粉から体を守るためにおこる症状だったのか!

もっと詳しく知りたい方は、厚生労働省の「花粉症環境保健 マニュアル 2019」を確認してみてください!

これだけはやっておきたい花粉対策

花粉症になるメカニズムは分かったけど、どんな対策をするのがいいんだろう?

花粉対策として、マスクや眼鏡をしている人も多いのではないでしょうか?

実際にマスクやメガネは、鼻や目に付着する花粉の量を押さえることができることが分かっております。

そのため、花粉症の方にはおすすめしたい対策の1つです。

しかし、今回はこれとは別に「これだけはして欲しい花粉対策」があります。

それは、、室内の花粉対策です。

以外にも見落とされしがちですが、

家の中は花粉対策で1番重要という人も少なくありません。

読者の方の中にも、「外より家の中の方が花粉症の症状がひどくなる」という方はいませんか?

そのような方は、室内に花粉が蓄積されているかもしれませんよ?

実際にどれだけの花粉が家の中に入ってくるの?

室内に花粉が蓄積されるといっても、実際どれだけ蓄積されてるのでしょうか?

この部分に関しては、測定する年や日で大きくばらつきがありますが、

花王株式会社 生活者研究センター2006年1月の資料によると、以下の表が紹介されていました。

この表によると、

花粉が室内に侵入してくる経路として、多いものから「換気」「布団」「洗濯」「外衣」であることが分かります。

また、以下のようにも記載されていました。

花粉の飛散量は測定する年や日で 大きなばらつきがあり、室内の侵入量も風の強さや窓の開け方や開けている時間により異なって います。室内のいろいろな場所、外干しした際の布団・洗濯物や外出時の身体への付着など様々 な場面の花粉量を測定し、室内に存在する花粉の割合を算出したところ、外気中の花粉飛散 量のうち0.1~8%程度が室内に侵入することがわかりました。これは、一般的な生活の条件でも 1日あたり約2000万個に相当し、花粉を20~40個吸入すれば症状が出ると言われていることを 考えると、室内の花粉対策も非常に重要と考えます。

引用元:ー花粉に関する生活者実態とその対策の検証 - KAO INFORMATIONー

簡単にまとめると、測定する日の花粉量や風の強さ、窓の開け方にもよりますが、およそ2000万個の花粉が部屋に侵入するのです。

”花粉を20~40個吸入すると症状が出るといわれている”ということであれば、ただ事ではありません。

『外より部屋の方が症状がひどくなる』という方は、まさにこのような状態になっているのです。

 

想像以上に室内に入ってくるんですね...

花粉症の私にとっては、対策しないとまずい...

花粉が入ってくるルートを死守!!

では、実際にどうやって対策をすればいいのでしょうか?

室内環境の重要性は分かったけど、どうしたらいいの?

それは、花粉が室内に入り込むルートを押さえることです。

花粉が室内に入るルート

  • 外出時の服や髪に付着
  • 洗濯物につく
  • 換気の際に入ってくる

この3つの対策ができると室内環境は保たれやすくなります。

侵入してくる量が多い順は「換気」「洗濯」「外衣」ですが、

服や髪の毛は静電気によって花粉が付着しやすくなっているので注意が必要です。

服や髪にも花粉はつきやすいんだね!

家の中で大量に花粉が飛んでいたら、くしゃみや鼻水、目のかゆみに24時間悩まされることになります。

家の中の環境を整えることで、花粉の悩みを少しでも和らげましょう。

すぐにできる対策4選

では、具体的な対策を紹介していきます。

それは以下の4つです。

具体的な対策4選
  • 家に入る時は服をはたいて花粉を落とす
  • 換気は早朝
  • 洗濯物は部屋干し
  • 空気清浄機または加湿器を使う

 

繰り返し述べていますが、花粉が入ってくるルートをなくすことが大切です。

1と3の対策については、説明を省略しますが、

「2.換気は早朝」「4.空気清浄機または加湿器を使う」に関して少し補足します。

換気は早朝

まず、換気は夜中から早朝にかけてするようにしましょう。

これはなぜかというと、昼間は植物から多くの花粉が放出されています。

また、夕方は通勤などで人の動きが多いことから、地上の花粉が舞いあがっているのです。

そのため、換気は早朝もしくは夜中が適切です。

空気清浄機または加湿器を使う

また、部屋の環境をきれいに保つことが重要なので、空気清浄機がある方は使った方が良いです。

また、加湿器もおすすめです。

というのも、花粉は水分が付着すると重くなって落ちやすくなるため、飛散しにくくなります。

加湿器の置き場所としては、空気が流れやすいところ(エアコンの下など)が良いです。

以上の対策を実施し、室内環境をきれいに保ってください!

ポイント
  • 花粉が部屋に入ってくるルートを意識し、対策する。
  • 対策は以下4つを意識する。
    ・家に入る時は服をはたいて花粉を落とす
    ・換気は早朝
    ・洗濯物は部屋干し
    ・空気清浄機または加湿器を使う

今年の花粉の量は多い?

ずっと気になっていたんだけど、今年っての花粉の量は多いの??

花粉症の人は絶対に気になる「花粉飛散量」。

今年はどのような傾向があるのでしょうか。

各地の花粉量

下の写真は、2月5日にウェザーニューズで紹介されていたものです。

昨年と比べ、北海道や東北・北陸は多いものの、関東・東海は去年と同程度、西日本は少ない予想がされています。

 

北日本に住んでいる人は、要注意!

西日本に住んでいる人は、去年より楽に過ごせそう!

ピークの時期

下の写真も2月5日にウェザーニューズで紹介されていたものです。

3月上旬まででスギ花粉ピークが過ぎ、4月はヒノキの花粉に移り変わっていきます。

おそらく4月末くらいまでは各地で狩るんが舞っているのではないかと思われます。

 

やっぱり4月末までは気を付けた方が良さそうね!

まとめ

これからヒノキ花粉が本格化するため、花粉症の人は辛い日々を過ごすことになるかもしれません。

そこで、花粉症の方は特に「家の中の環境を整えること」をおすすめしてきました。

ポイントは以下の通りです。

ポイントまとめ
  • 花粉が部屋に入ってくるルートを意識し、対策する。
  • 対策は以下4つを意識する。
    ・家にはいる時は服をはたいて花粉を落とす
    ・換気は早朝
    ・洗濯物は部屋干し
    ・空気清浄機または加湿器を使う

 

昨年と比較して花粉が少ない地域もありますが、油断は禁物!

この記事が少しでも快適に過ごす助けになれたら嬉しいです。

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