【完全版】愛犬がドッグフードを食べない原因と対処法

 

うち、ご飯食べないから食欲分けて欲しい。
ドッグフード食べないからおやつあげる、はしないようにしてるから太らないけど…(｡•́ωก̀｡)#どうぶつピース

— こはる (@1xTXoyVODeH9zlI)August 30, 2019

犬の食事って考えることが本当に多いと思う。色んなものあげすぎるとワガママになるし、高いドッグフード買っても好みで食べない場合もある。何が正解か知れたらいいのに、、、。

— 犬の食育アドバイザー＠朝倉 (@OpK6dG13TpPddTQ)April 25, 2020

ドッグフードを食べなくなる原因

まず初めにわんちゃんがドッグフードを食べてくれなくなったときは、動物病院で獣医さんに診察してもらうのが重用です。

そこで食物アレルギーなどの病気が発見されれば、原因が分かるのですが、大抵の場合は原因が分かりません。

ただしドッグフード味覚に対して、違和感を感じているわんちゃんが多いのも事実ですが、断言はできません。

まずは飼い主さんが、わんちゃんがドッグフードを食べなくなってしまう「原因」を把握しておくことが重要です。

1位　いつものドッグフードに飽きてしまった

まず１番目が最も原因になりやすい、”飽き”についてです。

動物病院で診療してもらうと、獣医さんからはこんなことを言われます。

わんちゃんも人と同じように、味に飽きが来ます。

ドッグフードは、人間に例えるなら朝食の”コーンフレーク”や”バランス栄養食”みたいなものです。

そういう時は適度に手作りドッグフードに切り替えたり、違う風味のドッグフードに切り替えることで解決できます。

しかし注意が必要なのは、甘やかしすぎてはいけないということです。

わんちゃんは賢く、ドッグフードの飽き癖が付きやすく、飼い主さんを困らせてしまう場合があります。

 

２位　より美味しい味を知ってしまった

ドッグフードは食べないけど、おやつは食べるというパターンがよくあるパターンです。

犬は結構賢くて、いつも食べてるドッグフード以外の美味しいものが出てくると、その美味しいものを覚えてしまいます。

すると犬は我慢すれば美味しい食べものがもらえる事を覚えて、ますますドッグフードを食べなくなってしまいます。

 

３位　単純に小食になった

もともと食の細いわんちゃんなら心配はないのですが、小食になってしまうと心配してしまいます。

小食になる理由は主に二つあります。

 

①　夏バテに伴う食欲低下

春先にわんちゃんが食べていたドッグフードの量を１００とすると、夏はどのわんちゃんでも８０～９０に低下してしまいます。

冷房をつけて涼しい環境を作ってあげたり、ドッグフードに冷凍した果物などを混ぜてあげると、食欲がアップします。

 

②　高齢化に伴っての食欲低下

運動量や代謝が落ちていくため、そもそもの必要とするエネルギー量が下がっていくためです。

少量でカロリーが高く、高タンパク質なドッグフードがおすすめです。

 

４位　ストレスが溜まっている

わんちゃんのストレスの原因と言われるとイメージがしずらいかもしれませんが、何気ないことが原因になったりします。

このストレスによってドッグフードを食べてくれなくなってしまうこともあります。

ストレスの解消方法は直ぐに解消できるものもあれば、慣れるまで時間を要することもあります。

 

５位　何かの病気

こちらは獣医さんの診察で分かるとは思いますが、症状として一番多いのが、食物アレルギーです。

わんちゃんの食物アレルギーとは、鶏肉や牛肉、穀物など様々な原因物質があります。

また食物アレルギー以外でも消化器や内臓系の疾患が原因で、いくつかよく見られる症状があります。

食物アレルギーは同じ食物をずっと食べているとことが原因だったりします。

 

【完全版】食べないときの対処法

わんちゃんがドッグフードを食べてくれないと、色々と試してしまいます。

手作り料理に切り替えたり、ドッグフードを変えてみたり、ドッグフードの出し方を変えてみたり。

ただしできればドッグフードを変えないで済む方法から試す必要があります。

 

”ドッグフードの与えた方の工夫”編

１．与える頻度と時間帯

まず最初に考えられるのがご飯を出す回数が多すぎないか。

またはご飯を出す時間帯が規則的な時間かどうかです。

それでも食べてくれない場合は、一日３回に分けることをおすすめします。

一日のご飯の量はそのままで、３回に均等割りして出すか、夜をやや少なめにして出すなどが良いでしょう。

 

２．おやつは与えない

これもよくあるケースです。

おやつを食べすぎてご飯が食べられないケースと、ドッグフードよりも美味しい味を知ってして味を占めてしまううケースです。

わんちゃんは飼い主さんが想像している以上に賢いです。

飼い主歴が浅い飼い主さんは、わんちゃんが心配になってしまって根気負けすることが多いです。

おやつを与えなくなってしばらくすると、わんちゃんが諦めてドッグフードを食べてくれることもよくあります。

 

３．食べないなら諦めて直ぐに引き戻す

これは非常に重要です。

わんちゃんはそのままご飯を置いておくと、いつでも食べられると思い、犬の食欲が低下してしまうようです。

下げるまでの時間ですが、５分でも良いと思います。出されたものは食べる子に改善するためです。

またご飯を放置しておくのは衛生上も良くないので、おすすめできません。

 

４．”遊び”の要素を加えて与える

食べ物を遊ぶなんて！と思われるかもしれませんが、ちょっとした”遊び要素”を加えると食べてくれることがあります！

わんちゃんへの興味付けができれば、それで十分です！

ただし食いつきが戻ったにも関わらず続けてしまうと、遊び癖がついてしまう可能性もあるので注意が必要です。

 

”ドッグフードの手作り”編

１．お湯でふやかす

最もオーソドックスで、多くの飼い主さんが知っている方法です。

ドッグフードをお湯やゆで汁でふやかすと、ドッグフードの匂いが強くなり、食欲をそそることができます。

また通常のドッグフードとふやかしたドッグフードの配分目安としては、８：２が良いでしょう！

３日や１週間毎にその配合割合を変えていき、わんちゃんの様子を観察するのがおすすめです。

 

２．トッピングする

トッピングする具材には、こんな感じです。

トッピングはわんちゃんに必要な栄養分もピンポイントで補充ができます。

貧血気味なわんちゃんにはレバーを湯がいたものに、温野菜の刻みを加えて栄養補給ができます。

避妊手術をした直後のわんちゃんには、鉄分やB１２を豊富に含む鶏肉レバー/ほうれん草/青海苔を少量を加えて栄養補給もできます。

 

３．ゆで汁を加える

ゆで汁作戦も多くの飼い主さんが実践している方法です！

ゆで汁には栄養分が濃縮されて含まれていますし、食べ物の匂いも残っているので、わんちゃんの食欲をそそります。

わんちゃんの食欲をさらにアップさせるポイントは、夏は冷蔵庫で冷やして、冬は暖かい程度にしてかけてあげることです！

 

４．ヨーグルトをかける

わんちゃんがヨーグルトを摂取すると、水分補給、夏場の熱中症対策、整腸作用、消化吸収能力改善など、さまざまな効果があります。

お腹が比較的丈夫な柴犬やミニチュアダックスフンドは心配不要ですが、ラブラドールやシベリアンハスキーはお腹を壊しやすいので注意が必要です。

 

”ドッグフードの種類を変える”編

ドッグフードの与え方を工夫したり、トッピングを加えても、わんちゃんが食べてくれない場合はドッグフードの種類を変える必要があります。

わんちゃんは本来、新鮮な生肉の食事が好物です。

そのためお肉などに含まれる高たんぱく質を含んだ食べ物が、わんちゃんの体内での消化と栄養素の吸収に最も適しています。

ドッグフードを食べなくなったわんちゃんも、お肉がメインのドッグフードなら食べてくれたという事例も多くあります！

1位　ACANA（アカナ）

アカナでしたら、開封後は密閉して涼しい場所に保存し、4～6週間を目安に食べきる くらいの注意で大丈夫です。

 

２位　ORIJIN（オリジン）

日本のユーザーが少ないこともあって安定供給されておらず、やや高価な価格となっています。

価格に見合う価値を飼いさんが見いださない限りはアカナで十分でしょう。

ちなみにオリジンにも天然由来の酸化防止剤が含まれています。

 

３位　CANAGAN（カナガン）

実は、カナガンはイギリスでは子犬やシニア用などの各種種類があるが、日本のはアダルト向けのしかないので子犬に上げるのであれば、子犬用の他のドッグフードを与えた方がいいかもしれません。

 

まとめ

わんちゃんもがドッグフードを食べてくれなくなることは、飼い主さんなら誰しもが一度は経験することです。

そんな時、まずは獣医さんに診てもらうことが先決です。

実際には病気だったり体調の悪化を疑ってしまいがちですが、実は”しつけ”で解決できることも多くあります。

その際に対処法を調べてみると、様々な情報が溢れかえっているため、３ステップで試してみることをおすすめします。

最初から色々な味のドッグフードを与えてしまうと、かえってわんちゃんの食いつきが低下することがあります。

種類を変えたりはせず、現状のものに工夫することから初めてみることをおすすめします。