【徹底解説】グレインフリードッグフードの選び方とおすすめ

ドッグフードを徹底的に調査・比較しています！

 

今回の件を期に
我が家の子供たちにちゃんとした餌を与えようと思う。

色々調べてみたら、グレインフリー(穀物不使用)がいいらしい。

けど、いっぱいあって分からない。

皆さんは何あげてますか？

ちなみに我が家は今まで
犬はプュリナ プロプラン
猫はプュリナワンをあげてます。

— yuki (@yuki666_ot)April 7, 2012

うちは涙対策でグレインフリーのフードを与えてるけど、それはそれでどのメーカーがどうなのかっていう詳細が分からないから迷っちゃうよね〜…。今はアカナからニュートロに落ち着いて特に問題はなさそうだけども。

— こぶママ (@kobushi25lo)February 1, 2019

グレインフリーとは？

近頃は「グレインフリー」という文言がついたドッグフードがスタンダードになってきています。

グレインとは穀物のことですので、グレインフリーのドッグフードとは穀物が入っていないドッグフードを意味します。

人にも食物アレルギーがあるように、わんちゃんにも食物アレルギーがあります。

特にわんちゃんは穀物類の消化吸収が苦手なため、穀物を多く摂取することは身体に負担となってしまいます。

犬はお肉などの高たんぱく質な食物の消化吸収は得意です。

しかし穀物の消化吸収には向いておらず、多量に摂取すると身体に負担が掛かると言われています。

 

よく聞く”グルテンフリー”との違いは

小麦アレルギーになってしまう人が多いように、わんちゃんもこの”グルテン”が原因物質になります。

そしてわんちゃんがなる穀物アレルギーのうち、最も多いのが小麦（グルテン）です。

このグルテンを除いたものが、グルテンフリーです。

これはあくまで研究結果に過ぎませんが、穀物の中では小麦が最もでアレルギーになりやすいと言えます。

 

その他アレルギーに注意が必要な食物

その他にも例えば、豚肉や七面鳥、ニシン（魚）、大豆、ジャガイモ、ニンジン、豆なども少数ではありますが報告されています。

これはわんちゃんの遺伝の問題もあるため、初期に獣医さんで血液検査を受診し、確認しておくことをおすすめします。

ドッグフードの主成分はお肉になるため、例えば鶏肉がダメならラム肉やお魚などに代用する飼い主さんが多いです。

 

フードローテーション

アレルギーは小さいころから同じ種類のたんぱく質や炭水化物を主原料としたドッグフードを食べていると、体内に蓄積するのが原因で発症しやすくなると言われています。

そうならないため、主原料が異なる複数のドッグフードをローテーションすることで、摂取量を均等化させるという手段です。

ただしこれは科学的にも完全に立証された方法ではありません。

 

グレインフリーのメリット/デメリット

ここまでグレインフリーがどんなフードなのかを説明してきました。

 

デメリット１　価格が高い

例えば市販の穀物入りのドッグフードと、飼い主さんに人気のある良質なグレインフリーの値段を比べると２倍～３倍高いです。

ただしここで注意が一つだけあります。

グレインフリーは一粒に栄養が凝縮されているため、穀物入りと比べて１回でわんちゃんに与える量が少なくなります。

今回は飼い主さんから定評のあるK9を取り上げましたが、一回当たりの量が少なくなることが分かります。

 

デメリット２　臓器への負担

確かに高たんぱく質の内臓（特に腎臓）に悪いとよくささやかれています。

そしてこの話は人間も同様で、ネット上も含めて、様々なところで取り上げられています。

沢山のタンパク質を分解し排出する際に、腎臓や肝臓が過剰に働き、負担がかかるというものです。

 

室内犬にグレインフリーは不向き？

わんちゃんが”運動”をすると、タンパク質や脂質が分解され、エネルギーになります。

しかし運動が（散歩すらも）少ないわんちゃんはそれらが分解されません。

そのため高たんぱく質なグレインフリーを過剰摂取すると、分解・排出の際に臓器に負担が掛かると言われています。

適切な運動量は、わんちゃんによって違います。

こちらはあくまで私の意見です。

散歩などの運動量が少ない分、高たんぱく質なドッグフードの量を少し減らすのが良いでしょう。

例えば１回当たりの標準量が７０ｇであれば、６０ｇに減量し、野菜を混ぜ合わせてかさ増ししたり。

かさ増しすれば、わんちゃんもお腹が空くことがありません。

 

グレインフリーの選び方

ここまでグレインフリーのドッグフードについて説明してきました。

ここからは沢山あるグレインフリー商品の選び方について説明していきます。

 

１　不要な添加物を含まない（無添加）

ここで伝えたいのは、添加物にも良し/悪い物質があり、そこを見極めることが重要ということです。

なぜなら、後半で述べますが、添加物を完全に防ぐことは困難だからです。

このグループからも分かるように、ビタミンやミネラルは必要な成分になります。

また酸化防止剤や保存料はドッグフード開封後、品質悪化するのを防ぐために必要なものです。

添加物と言っても、ひとくくりにできないのが分かると思います。

 

２　主成分のお肉の種類の確認

先ほど紹介した研究ではお肉の種類によってわんちゃんの相性が異なることがわかります。

研究結果ですと牛肉アレルギーのわんちゃんが多いようですが、これはわんちゃん毎に相性があるので一概には言えません。

ここで伝えたいのは同じお肉の種類を摂取し続けていないか、含まれているお肉の成分にも意識を向けてほしいということです。

多くのドッグフードメーカーでは、複数のお肉のラインナップが用意されています。

例えば鶏肉・ラム肉・七面鳥・お魚などです。

万が一でアレルギーが出てしまった際でも、同じメーカーの商品なら切り替えがしやすいです。

 

おすすめのグレインフリー

1位　ACANA（アカナ）

アカナでしたら、開封後は密閉して涼しい場所に保存し、4～6週間を目安に食べきる くらいの注意で大丈夫です。

 

２位　ORIJIN（オリジン）

日本のユーザーが少ないこともあって安定供給されておらず、やや高価な価格となっています。

価格に見合う価値を飼いさんが見いださない限りはアカナで十分でしょう。

ちなみにオリジンにも天然由来の酸化防止剤が含まれています。

 

３位　K9ナチュラル

こちらも天然由来の酸化防止剤であるビタミンEを使用しています。

 

４位　CANAGAN（カナガン）

実は、カナガンはイギリスでは子犬やシニア用などの各種種類があるが、日本のはアダルト向けのしかないので子犬に上げるのであれば、子犬用の他のドッグフードを与えた方がいいかもしれません。

 

５位　フィッシュ４

多くのお肉にもアレルギー反応が出てしまい、悩んでいる飼い主さんからは絶大な人気があります！

 

まとめ

グレインフリーは食物アレルギーの原因になりやすい小麦/トウモロコシ/お米などの穀物が含まれていないものを意味します。

穀物が含まれない分、お肉が主成分となっていて、豆類などを代用して栄養素を補っています。

グレインフリー商品を選ぶ際は、お肉の種類にも意識を向けることが必要です。

お肉も穀物と同様、食物アレルギーがあるためです。

同じメーカー商品内に何種類（お肉成分）があるのか注目してみると、いざという時の切り替えがスムーズです。

また天然の酸化防止剤や保存剤を除いて、余計な添加物が含まれていないかも重要です。

もし高タンパク質を運動量の少ない室内飼いのわんちゃんが摂取することに心配があるなら、一回あたりの量を調整して対策することをおすすめします。