ゆりこ
無添加ドッグフードについて調べているけど、みんな言うこと違ってもう分からない!
かねちん
ドッグフード選びって、飼い主さんなら誰でも迷うよね。
ゆりこ
そうなの。調べれば調べるほど分からなくなるという。
ゆりこ
無添加は危険!という意見もあれば、100%無添加なんて無理!という意見もあるし。
自分でも色々と調べてみましたが、無添加って書いてあるにも関わらず、実際には無添加ではなかったり。何が本当に良いのかわかりません。。。
無添加のものがいいなあと思ってはいるのですが、種類が多いし分からなくなってます(泣) おすすめを教えてください!
かねちん
今回も知人でブリーダーの時夫さんにお話をお伺いしました!
ゆりこ
プライベートでも多頭飼い!すごいですね!
時夫さん
散歩がとにかく大変です!一日に4回もわんちゃんと散歩に行きますし、いじける子もいて。
ゆりこ
それは大変ですね。。
ゆりこ
時夫さんにとって、無添加フードの選び方のポイントは何ですか?
時夫さん
ドッグフードは色んな情報があって、悩んじゃうんですよね。
時夫さん
ポイントは二つだけです!
ゆりこ
たった二つ!それはありがたい!!
このページの目次
時夫さん
無添加ドッグフードって、何が「無添加」なのか分かりますか?
かねちん
それは……、悪い物質ですか?
時夫さん
半分は正解です。
「無添加ドッグフード」を飼い主さんなら愛するわんちゃんのために選びたいと思います。
しかし調べれば調べるほど、情報が多すぎて”どれが結局おすすめなのか”分からなくなってしまいます。
まずは”無添加”の定義について知る必要があります。
かねちん
これはどういうことですか?
時夫さん
無添加ドッグフードと言っても、完全に何も添加物が含まれていない訳ではないんです!
例えばいくらドッグフードを製作する段階で無添加であっても、原材料に添加物が含まれている場合もあります。
また天然由来の添加物も、ドッグフードに含まれている場合もあります。
完全無添加だけは何も含まれていませんが、ただの無添加だと以下の物質が含まれていることも。
【無添加と記載されていても、、】
かねちん
良さそうなものもあるし、見えにくいものもある。
時夫さん
添加物全てが悪い物質という訳ではないんですよ!
かねちん
添加物にも良いものがあるんだ!
時夫さん
添加物と言っても、安全性が立証されているものもあれば、そうでないものもあります。
ここで伝えたいのは、添加物にも良し/悪い物質があり、そこを見極めることが重要ということです。
なぜなら、後半で述べますが、添加物を完全に防ぐことは困難だからです。
時夫さん
添加物をグループ分けしました。
【良い(害のない)添加物】
時夫さん
ドッグフードの品質保持のためには、保存料や酸化防止剤が必要です!
【悪い(害のある)添加物】
時夫さん
着色料や香料を使って、わんちゃんの食欲を向上させるためです。
このグループからも分かるように、ビタミンやミネラルは必要な成分になります。
また酸化防止剤や保存料はドッグフード開分後、品質悪化するのを防ぐために必要なものです。
添加物と言っても、ひとくくりにできないのが分かると思います。
かねちん
えっ、全て無添加ではないんですか?
時夫さん
そうなんです!ここの誤認識も多いんです!
現在の日本のドッグフードの表示方法の規制については厳しくありません。
必要最低限の条件をクリアしていれば「無添加」として表示できます。
例えばこんなパターンでも、無添加です。
保存料・酸化防止剤・着色料を使用しいないが、原材料のお肉に添加物が含まれているケースです。
これは飼料の段階で僅かに動物の体内に含まれたものです。
かねちん
これは仕方ないような…
時夫さん
ここで言いたいのは、原材料から製作まで全てに注意が必要ということです!
それでは次のパターンはどうでしょうか。
例えば着色料・合成保存料を使用していて、発がん性があると言われる酸化防止剤だけを除いたケースです。
これも無添加と呼んで良いこととなっています。
何か一つでも無添加にしただけで、無添加と呼べます。
かねちん
これはひどい!
時夫さん
これで分かるように、無添加って曖昧なんです。
そんなにも曖昧な規制表示がされるなんて、一体、国はどんな規制をしているのでしょうか。
時夫さん
抜粋して紹介します。
【ペットフードの表示に関する 公正競争規約施行規則 】公正取引委員会・消費者庁(平成 27 年 7 月 14 日)
「無添加」、「不使用」又はこれらに類似する用語は、無添加である原材料名等が明確に併記され、かつ、当該原材料につき、
次のア又はイの基準を満たす場合に限り、表示することができる。
ア 添加物以外の原材料に係る表示については、ペットフードの全ての製造工程において当該原材料が使用されていないことが確認できる場合
イ 添加物に係る表示については、当該添加物につき、ペットフードの表示のための添加物便覧に記載された添加物(加工助剤、キャリーオーバー及び栄養強化目的で使用されるものを含む。)を一切使用していないことが確認できる場合
(引用元:https://pffta.org/pdf/kotorikiyaku0714_2.pdf)
ちなみに添加物便覧には、人と同様で甘味料や着色料、増粘安定剤、酸化防止剤、着色料などが記載されています。
かねちん
これを読むと、安心できそうですけど…
時夫さん
これはあくまで「加工時」の話なんです!
例えばスモーク入りのドッグフードがあったとします。
スモークを作る際、材料を酸化防止剤に付け込んでおいても、ドッグフードを粉末状に加工する時に無添加なら、無添加になります。
つまり完全に把握するのは、不可能に近いということです。
かねちん
ううん。無添加ドッグフードはどう選べばいいのか分からないです。
時夫さん
結局のところ、無添加とは言うものの、ドッグフード選びと考えが全く同じなんです。
よくwebで「無添加ドッグフード おすすめ」を検索すると、こんなポイントが出てきます。
かねちん
う~ん。これはなんかポイントが違うような。
時夫さん
これは結局、ドッグフード選びのポイントとすり替わっているんです!
1も2も3も結局、ドッグフードには添加物がどうしても含まれてしまうため、”どこまでを飼い主さんがリスクヘッジするのか”の考え方次第なんです!
2は良い添加物であるビタミンやミネラルは、わんちゃんの成長に必要であるため、様々な栄養素が含まれたドッグフードにしよう、ということです。
かねちん
結局、添加物を排除ではなくて、取捨選択ということですね!
時夫さん
その通りです!
そして最後の3は、2つの理由で推奨されています。
【お肉・お魚の推奨理由】
かねちん
なるほど!何となく分かりました!
時夫さん
もっと詳しく知りたいときは、この関連記事を読んでくださいね!
【アカナ】
アカナでしたら、開封後は密閉して涼しい場所に保存し、4~6週間を目安に食べきる くらいの注意で大丈夫です。
【オリジン】
日本のユーザーが少ないこともあって安定供給されておらず、やや高価な価格となっています。
価格に見合う価値を飼いさんが見いださない限りはアカナで十分でしょう。
ちなみにオリジンにも天然由来の酸化防止剤が含まれています。
【K9ナチュラル】
こちらも天然由来の酸化防止剤であるビタミンEを使用しています。
【YamYamYam!】
原材料も野菜も、全てが国産となっています!
【カナガン】
実は、カナガンはイギリスでは子犬やシニア用などの各種種類があるが、日本のはアダルト向けのしかないので子犬に上げるのであれば、子犬用の他のドッグフードを与えた方がいいかもしれません。
【YARRAH】
酸化防止剤としてビタミンE、ローズマリーエキスを使用しています。
【ドッグフード工房】
500円でお試しセットが用意されていて、種類は馬肉、鶏肉、野菜の三種類があります。
【Runfree】
やや値段は高めではありますが、手作りのオーダーメイドなので、わんちゃんも安心して食べることができます!
【Natural Harvest】
ドッグフードメーカーには珍しくドッグランを所有していて、人気があります!
【IMMUNE NATURAL】
愛するわんちゃんには無添加で安全なご飯を食べてもらいたいというのは、飼い主さんなら誰しもが願うことです。
しかし原材料から含めて、完全な無添加というのは不可能に近いです。
なぜなら添加物の中には、ビタミン・ミネラルや天然の酸化防止剤など、健康な生活上必要で、決して害のない物質も含まれているからです。
だからこそ無添加については2つのポイントを理解しておく必要があります。
無添加が何なのかを理解することで、不要な添加物が含まれていないドッグフードを選ぶことができます。
結局は飼い主さんがドッグフード選びと同じで、どこまでの添加物というリスクを除き、どの添加物を必要とするのかにかかっています。
みんなの日々の生活基盤を支えている、都市土木の仕事をしています。
サラリーマンをしながら株式投資や不動産等の資産形成の勉強もしています。
趣味は旅と自然とあんこで、あんこも大好きで、ファン歴は25年です!
世界で一番お気に入りの場所は長野で、過去に4年間生活し、現在でも年間10回は遊びに行っています。
約10年間、犬と一緒に暮らしていて、たくさんの飼い主さんと情報交換をしています!
最近は久しぶりにドッグランへ遊びに行って、思いっきり遊びました!
様々な角度からの情報を集約し、”これさえ見れば全て分かるし、調べる時間も省けて、時間を効率的に使える”ような記事を目指しています!
1年前から愛犬のコーギー(アイちゃん)を飼っている。愛犬が大きくなりドッグフードを変えようと無添加のドッグフードを調べたが、ネット上の情報量の多さに”結局何が良いのか”混乱中。