【プロが教える腰痛対策】姿勢良く床に座るコツとエクササイズ

記事更新日: 2020/07/11

ライター: かねちん

この記事の登場人物
めぐみ

ヨガインストラクター歴5年。
学卒業後、5年間は貿易業務の仕事につくが、ストレスで心身共に疲れた時に身体と心が解放されるヨガと出会う。
ホットヨガスタジオに勤務していたが、ヨガをさらに多くの人に伝えたいと思い、フリーのインストラクターとして2年前に独立。
現在はフリーランスとして更に活躍の場を拡大中。

りょう

最近自宅にいる時間が増えてきたんだけど、ずっと座りだから腰が痛い。

りょう

特に床に座っているときの姿勢が。

めぐみ

それは骨盤の位置が前か後ろに傾いているからなんです!

りょう

それって、どうすればラクになるんでしょうか?

めぐみ

タオルなどのアイテムを使うのがおすすめです。

お尻を斜めにできるとベストです!

めぐみ

あとは適度なエクササイズも必要です!

イメージとしてはこんな感じ!

めぐみ

この姿勢になるためのポイントを3つ紹介します!

この記事で分かること
  • どんな姿勢なら床に座った時に疲れにくいか

  • 疲れにくい姿勢にするためのアイテム

  • 腰が疲れた時のストレッチ方法

 

どういう姿勢を意識すればいいのか

 

りょう

床に座るときって、どういう姿勢を意識すべきですか?

めぐみ

骨盤の位置が前や後ろに傾かないようにしてください!

骨盤が前や後ろに傾いていると、こんな感じになってしまいます。

りょう

何となく姿勢で分かる気もします!

 

じゃあ、腰に負担が掛からないように床に座るときはカラダのどの辺りを意識すればいいんでしょうか。

 

めぐみ

どこに注目すべきか、次で解説します。

 

床に座るときのポイントは”坐骨”

 

りょう

カラダのどの辺りに注目すると正しい姿勢を意識しやすいですか?

めぐみ

それは”坐骨”です!

 

 

めぐみ

坐骨が床に対して垂直な姿勢が理想的な姿勢です!

りょう

それだと腰へどう影響してくるんですか?

 

 

めぐみ

坐骨が床に対して斜めだと、連動して腰も真っすぐにはなりません。

 

腰が斜めになると、背骨で湾曲した部分に体重が集中してしまいます。

 

出典:優鍼灸接骨院

りょう

背骨が曲がっていると、どういう影響があるんでしょうか。

めぐみ

頭の重みが腰に掛かってしまうんです!

 

 

りょう

なるほど!だから姿勢が悪いと腰に負担が掛かるのか!

めぐみ

坐骨が床と垂直になっているのか意識してください!

 

 

でも、なかなかキープは難しい

 

りょう

でも実際、その姿勢キープって難しいです。。。

めぐみ

キープする方法を2パターンに分けて紹介します!

 

【姿勢をキープするために】

①支える筋肉を鍛える

②サポートアイテムを使う

 

① 支える筋肉を鍛える

 

めぐみ

筋肉がなくてお腹の力が弱いと背骨をそもそも支えられないので腰に負担がかかります!

りょう

どこの筋肉を、どう鍛えればいいですか?

めぐみ

腹横筋です!

腹横筋は上半身をコルセットのように締め付けることで体を安定させ、姿勢を保つ役割を持っています!

 

 

りょう

どうやって鍛えるのがおすすめでしょうか?

めぐみ

ロングブレスダイエット”がおすすめです!

 

背骨を支える腹横筋ですが、呼吸筋という別名もあります。

ロングブレスで息を強く吐く時に特に鍛えることができます!

美木良介さんのロングブレスダイエットが特に有名です。

 

② サポートアイテムを使う

 

りょう

でも筋トレしても直ぐには効果でないですよね?

めぐみ

そうですね。そういう時は、サポートしてくれるアイテムがおすすめです!

 

 

めぐみ

初めに言っておくと、柔らかいクッションはおすすめできません!

これだと背中から伝わる体重をうまく支えることが出来ず、かえって姿勢が悪くなってしまいます。

 

 

めぐみ

こうならないためにも、こんなクッションがおすすめです!

 

 

このクッションのポイントは ”斜め” になっていることです。

お尻が前方に滑り落ちようとすることで、自然と背中が真っすぐに伸びます。

クッションが斜めになっているので、背中が反りすぎてしまう心配もありません。

 

めぐみ

こういうクッションなら、坐骨の位置も自然と下を向いてくれるのでラクです!

 

クッションも座り続けても痛くないほどの適度な硬さがあると、背中で体重を支えるがさらにラクです!

 

 

もっと手軽なアイテムでも

 

りょう

そんなクッションをいきなり買うのはなぁ。。。

めぐみ

そういう時には ”タオル” で試してみるのがおすすめです!

 

タオルをクルクル巻いて、お尻の下に敷くことで自然と坐骨が正しい姿勢になります。

 

詳しいやり方はについては、動画でも紹介されています!

 

めぐみ

しかし、座りっぱなりはどうしても腰が疲れてしまいます。

めぐみ

そんな時はエクササイズが簡単にできるおすすめです!

 

 

疲れた時のエクササイズ

 

りょう

どんなエクササイズがあるんですか?

めぐみ

おすすめのエクササイズは3種類で、それも簡単にできます!

 

【腰が疲れた時のストレッチ】

①ゆがみ癖の解消 : 壁ロールダウン

②猫背・腰痛改善 : 腸腰筋肉のストレッチ


③マッサージ : テニスボールを使った筋膜マッサージ

 

① ゆがみ解消の壁ロールダウン

 

めぐみ

まず最初に紹介するのは、壁ロールダウンです

こんな人におすすめ!
左右どちらかの腰が痛む、もしくは張っている人
背中の肩甲骨の間と腰辺りの筋肉は硬くなりがちです。
そして左右の筋力バランスが違うと、筋力が強い方に骨が引っ張られてしまい、左右で偏りが生じます。
 

めぐみ

最低でも3回、理想は6回続けてです!

 

 

② 猫背・腰痛改善のストレッチ

 

めぐみ

次に紹介するのは、猫背・腰痛改善のストレッチです!

 

こんな人におすすめ!
背中のS字曲線(姿勢)をキープしずらい人
このストレッチは力強く股関節を屈曲させる、3つの筋肉を鍛えるものです。
この筋肉は腰をS字にキープするなど、上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉です。
この筋肉が硬くなってしまうと、真っすぐな姿勢をキープできず、猫背になってしまいます。
 

めぐみ

左右それぞれで30秒が目安です!

 

③ テニスボールを使ったマッサージ

 

めぐみ

最後に紹介するのは、テニスボールを使ったマッサージです!

 

こんな人におすすめ!
腰の張りや凝りを解消したい人
このストレッチは筋肉を包んでいる、一番外側の膜である、”筋膜”をほぐすものです。
筋膜が萎縮してしまうと、凝りや痛みを引き起こすと言われています。
テニスボールで加圧することで、この筋膜がほぐれることで、筋肉もほぐれ、結果として骨も元のラクな位置に戻ってくれます。
 

めぐみ

1か所毎に10~20秒が目安です!

 

ケアと腰が疲れない座り方の両方が大切!

床に座るときは、坐骨の向きを意識して、背中を真っすぐに立てる姿勢が理想的です。

しかし長時間キープするのはなかなか難しいです。

そんな時は傾斜のついているクッションや、丸めたタオルをお尻の下に敷いて、ラクに姿勢をキープできる環境を作ることが重要です。

一方で座り続けると、どうしても背中の筋肉が凝り固まってしまいます。

そんな時にはちょっとした時間に、紹介したストレッチやマッサージを行うのも有効です。

大事なのは、姿勢をラクにキープできる環境づくりと、適度なストレッチ・マッサージの両方を行っていくことです。

この記事を書いたライター

かねちん

みんなの日々の生活基盤を支えている、都市土木の仕事をしています。

サラリーマンをしながら株式投資や不動産等の資産形成の勉強もしています。

趣味は旅と自然とあんこで、あんこも大好きで、ファン歴は25年です!

世界で一番お気に入りの場所は長野で、過去に4年間生活し、現在でも年間10回は遊びに行っています。

約10年間、犬と一緒に暮らしていて、たくさんの飼い主さんと情報交換をしています!

最近は久しぶりにドッグランへ遊びに行って、思いっきり遊びました!

 

様々な角度からの情報を集約し、”これさえ見れば全て分かるし、調べる時間も省けて、時間を効率的に使える”ような記事を目指しています!

 

 

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