お客様は神様なのか?店員を困らせるカスハラの実態に迫る!

記事更新日: 2021/10/13

ライター: わたじろー

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この記事を書いた人
社会制度のよりよい変革を願う わたじろー 
自由な立場から社会福祉分野に関わるために、10年勤めた公務員を退職し、フリーランスへ。
いくつものNPO活動に参加し、その運営にも携わる。
元ローソンの店員として、カスタマーハラスメントを現場でみてきた男。

わたじろー

あなたは、Twitterやテレビなどで話題になっている「カスハラ」という言葉を聞いたことがありますか?

新型コロナウイルスの感染拡大後、この「カスハラ」というのが増えてきているんですよ!

実際、テレビでも取り上げられることが多く、ツイッターでも何度かトレンド入りしています!

わたじろー

「カスハラ」というのは、客から店員に対しての迷惑行為や不当クレームである「カスタマーハラスメント」の略です。

この記事では、今注目されているカスハラのよくある事例3つを、口コミとともにまとめてみました。

カスハラをしている人の多くは「自分が悪いのではなく、店員が悪いのだ」と感じているようです。

わたじろー

多くの人にカスハラという言葉を認識してもらって、被害者だけではなく加害者も減らしたいですね。

カスハラ事例①「ホテルマンのくせに偉そうに!!」【暴言型】

わたじろー

この事例は、カスハラにおいて最もよく行われる「暴言」です。

次の口コミの動画では、「ふざけてんのか!俺は不動産会社の社長だ!ホテルマンのくせに偉そうに!!」と、大声でどなっています。

 

職業差別にもつながりかねない発言ですね。

わたじろー

この男性は、ホテルマンが荷物を持たなかったことが原因でどなりちらしていたようです。

 

スタッフからもらった名刺をやぶり、最上階の部屋にグレードアップするよう求めていました。

 

ひどい話ですね。ホテルマンの人もかわいそうに。

 

ちなみに、カスハラのよくある事例はどんなのが多いんですか?

わたじろー

データでは「暴言」が飛び抜けて多く、そのあとに「威嚇・脅迫」「何回も同じクレームを繰り返す」が多いと出ています。

カスハラ事例②「悪いと思っているなら土下座しろ!!」【強要型】

わたじろー

次の口コミから、悪いと思っているなら土下座しろ!と信じられない主張を当たり前のようにする人もいることがわかります。

わたじろー

今回の人は問題にしていないようですが、店員に土下座をさせたことによって強要罪で逮捕をされたケースもあります。

何か不手際が相手方にもしあったとしても、土下座までさせるのは行き過ぎだというのが社会の常識ということですね。

カスハラ事例③「あなたのために言ってあげてるんだからね」【長時間拘束型】

わたじろー

本人は相手のために言っているかもしれませんが、周りからみれば単なるクレーマーにすぎない場合も多いようです。

わたじろー

このほかにも、「死ね」と言われたり、店員の名前をSNSなどにアップしたりする悪質なケースもあるようです。

下の口コミのように、「レジが進まないのはお前のせい」とか、取り扱いがない商品がないことに対して「仕入先に電話しろ」と強要されるケースもあるようです。

まとめ

わたじろー

カスハラは、周りからみれば過剰な要求を店員に対して求め、不当な行為を相手に行うものです。

しかし、カスハラをしている人は、自分の主張がおかしいことには意外にも気付いてなかったりするようです。

 

実際に私の知り合いでも、普段から「店員さんが可哀想。カスハラをしている奴は地獄に落ちるべし!!」と声高にさけんでいた人がいました。

わたじろー

ただ、その知人と食事しに行ったら、カスハラといえるレベルに店員に接していました。

 

自分のことは、自分が一番みえていないのかもしれませんね。

 

気づかないうちに、カスハラをしてしまわないように気をつけたいです!

この記事を書いたライター

わたじろー

生まれも育ちも神奈川県。元県庁職員。

これまで観た映画の本数は3,000本以上。多いときには1日10本映画鑑賞するタフガイ。

「公務員を辞めた理由は、映画を観たかったからでは?」とうわさされるくらいの映画好き。

実際の退職理由は、自由な立場から社会福祉や介護の分野に貢献するため。

 

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