Goki
2022年4月1日から、成人年齢が引き下げられ18歳になりました!
ポイントをまとめたので、ぜひ確認してみてくださいね!
【成人年齢が18歳になって変わること】
新しい法律では、『変わったこと』と『変わらなかったこと』があります。
また、成人したことにより、自分ひとりで様々な『契約』をすることができるようになります。
もし万が一、トラブルに巻き込まれたと思ったら、法務省が推奨している下記に連絡してみましょう!
消費者トラブルの場合は、
消費者ホットラインの「188」。
法的トラブルに巻き込まれた場合は、
日本司法支援センター 「0570‐078374」。
このページの目次
成人年齢が18歳に引き下げられて最も身近な部分は、『契約』に関することだと思います。
今までは親御さんが契約していた、クレジットカードや携帯電話、車のローンは、今後一人で契約できるようになります。
また、女性が結婚できる年齢も18歳に引き上げられたことで、男女ともに18歳になりました。
その他にも、
という部分も変更になっています。
一方で、変わらないことは、
になります。
上記は、20歳にならないとできないものになるので注意しましょう。
特に「お酒」と「たばこ」は気を付けよう!!
でも、どうして成人年齢が引き下げになったんだろう??
ご存じの方も多いかもしれませんが、
2015年に公職選挙法の改正が行われ、選挙権を得られる年齢が18歳以上になりました。
これには、若い人にも政治に参加してほしいという政府の意図があったと思います。
また一方で、「選挙権を持つことができるなら、自分で判断する能力が十分にある」と判断できるという考えもあったことでしょう。
そこで、「成人年齢を18歳にするべきか」という議論が長い間されていたのです。
こういった背景もあり、2022年4月1日にようやく18歳以上を成人とする法律に改正されたのです。
また、”世界標準”に合わせることも意識していたのではないかと思います。
以下の画像は、各国の成人年齢を表したものです。
OPEC加盟国のデータになっていますが、世界標準としては、成人は20歳ではなくそれ以下になっています。
このような世界的な動きに合わせるため、成人年齢を引き下げることにしたのではないかとも言われています。
世界では18歳で成人とみなされる国が多いんだね!!
4月から成人になった人たちが気を付けることって何があるかな?
未成年と成人した人との大きな違いは、「自分で契約を結べる」ということです。
未成年は「親の同意」がなければ契約できませんが、成人すると自分で契約できるようになります。
未成年は、いい意味でも悪い意味でも”親に守られています”が、
成人すると、”自分で責任を持たないといけなくなる”のです。
では、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか?
特に多いのは、「お金のトラブル」と「「SNS」のトラブルです。
誰しも巻き込まれる可能性があるのが”お金のトラブル”でしょう。
すぐに思いつくだけでも、
など、様々なトラブルが考えられます。
もうけ話や高額商品の勧誘はいつどこから来るかわかりません。
また、クレジットカード決済も便利ではありますが、クーリングオフのない定期購入や美容代金もあるので注意が必要です。
小さなことでも、身近な人に相談できる環境を作ることがオススメです!
SNSにも注意が必要です。
最近は特に”出会い系のSNS”や”恋愛系のSNS”が流行しています。
いい出会いもありますが、危険が潜んでいるのも事実です。
その中には、デート商法といって、相手の恋愛感情を利用し、高額商品を購入させたり、契約させたりする事件も発生しています。
適度な距離感をもってSNSを活用するようにしなければいけません。
でも、”お金関係”と”SNS関係”って相談しにくいんだよね...
相談所はないのかな?
「もし、万が一トラブルに巻き込まれたら...」
そのように心配になる気持ちもわかります。
もし、トラブルに巻き込まれたら、法務省が紹介している下記に連絡することをおすすめします。
画像引用元:ー民法改正 成年年齢の引下げ - 法務省ー
消費者トラブルに巻き込まれた場合は、
消費者ホットラインの「188」だね!!
法的トラブルに巻き込まれた場合は、
日本司法支援センター 「0570‐078374」ね!
2022年4月より、18歳以上の人が成人となりました。
それにより「変わったこと」もあれば、「変わらなかった」こともあります。
この部分については一人一人がしっかりと確認しましょう!
成人年齢引き下げにより、今後、様々なトラブルも発生するかもしれませんが、大切なことは「自分が1人の大人である」という”自覚”だと思います。
社会的責任を自覚し、自分の意志で自由に決断ができるようになるといのではないでしょうか。