ちく
どうも、ロハリブのちくです。今回はプロテインの種類とそれぞれの特徴等について説明をしていきますよ!
★この記事を見て分かること★
・原材料や製法の異なるプロテインについて
・それぞれのプロテインの特徴
・それぞれのプロテインのメリット・デメリット
・具体的な商品例
昨今、原材料や製法の違いから得られる効果が違うプロテインが数多く販売されています。
そのため、より自分に合ったプロテインよりを見つけられる反面、どのプロテインを選べばいいか分かりにくいのが現状だと思います。
※赤:動物性、青:植物性
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上の図は、原材料別のプロテインの特徴です。それぞれの違いを知り、自分に合ったプロテインを見つけた方がより効率の良いプロテイン生活を過ごせると思います。
以下では、原材料や製法別のプロテインの特徴やメリット・デメリットを説明し、そのプロテインが使われている製品紹介までしています。
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また、自分に合ったプロテインの種類を選択するのはもちろん大事ですが、飲むタイミングも大事になってきます。以下の記事で説明していますので、こちらも併せてご覧ください。
それでは本編に入っていきましょう。
このページの目次
昔はそれほど種類がなかったプロテインですが、今や原材料だけでも下記の8種類以上に分類することができます。
・ホエイプロテイン
・カゼインプロテイン
・ソイプロテイン
・エッグプロテイン
・ライスプロテイン
・ビーフプロテイン
・ヘンププロテイン
・ピープロテインetc
当然ではありますが、プロテインはこれら原料の違いにより、含まれる栄養素や消化吸収速度、飲みやすさや溶けやすさ等が異なるため、現在ではプロテインを飲む目的によって選択できるようになりました。
しかし、精製過程における処理の違いでタンパク含有率等が異なるプロテインもあるため、自分に合ったプロテインがより選びづらくなっています。
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そのため、それぞれの特徴とその違いを理解し、自分に合ったプロテインを考えていきましょう!
ホエイとは、牛乳に含まれるタンパク質の1つで、ヨーグルトの上澄みにできる液体(乳清)のことを指します。
ホエイプロテインは筋肉の材料に変わりやすい分岐鎖アミノ酸(BCAA=Branched Chain Amino Acid)を多く含み、体内への吸収速度が速いのが特徴です。
また、国内に出回っているプロテインの8~9割がこのホエイプロテインです。そのため様々なフレーバーがあり、また淡白でクセが少ないため、比較的飲みやすいプロテインです。
ホエイプロテインには主に4種類の製法があり、含まれる栄養素等が異なります。
最も一般的なホエイプロテインの製法です。濃縮膜処理法とも言います。
牛乳から乳脂肪分やカゼイン等を除いた水溶液である乳清をフィルターで膜処理をして、ろ過した液体を濃縮することでプロテインができあがります。
比較的安価で販売されており、カルシウムやビタミン等の栄養素が残りやすいのが特徴です。 ただ、乳糖も残りやすいため、人によってはお腹がゴロゴロするというような症状が出る場合があります。
・タンパク質含有率:約70~80%
・消化吸収速度:1時間前後
イオン交換法とも言います。
WPC製法で分離されたタンパク質をさらにイオン交換法である程度乳糖等を除去します。そのため、WPC製法で作られたプロテインより高濃度のホエイタンパク質を含有しています。
また、乳糖の含有率が低いため、お腹の膨満感やゴロゴロ感が少ないのが特徴です。
ただ、精製度を高くするために手間がかかるため、WPC製法よりも価格はやや高めです。
・タンパク質含有率:約80~90%
・消化吸収速度:1時間前後
WPI製法の一種で、セラミック膜でろ過することで生理活性物質やラクトフェリンといった有効成分を残しつつ乳糖や脂質だけを除去できる製法です。
WPI製法のプロテインに比べタンパク質含有量は少ないものの、「BCAA」の含有率が高いのが特徴です。
価格はWPI製法と同程度の価格です。
・タンパク質含有率:約80~90%
・消化吸収速度:1時間前後
加水分解製法とも言います。
微生物に含まれる酵素等を使い、タンパク質をアミノ酸と小さなアミノ酸ペプチドまで加水分解し、その過程で乳糖を除去します。
アミノ酸や小さなペプチドまで分解されており、筋肉の形成を促進して筋肉の損失を防ぐ効果のある必須アミノ酸「ロイシン」が高い割合で含まれているため、消化吸収率が非常に高いのが特徴です。
また、タンパク質含有量が多く、価格は高いものが多いです。
・タンパク質含有率:約80~95%
・消化吸収速度:1時間未満
【ホエイプロテインのメリット】
・筋肉分解抑制・合成促進に直結するBCAA・必須アミノ酸含有量が豊富で、アミノ酸スコア100と高い。
アミノ酸スコアとは、食品中の必須アミノ酸の含有比率を評価するための数値です。
必須アミノ酸は全種類をバランスよく摂取しないと有効利用されません。
参考元:江崎グリコ
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アミノ酸スコアが100のものは他で足りない必須アミノ酸を摂取する必要がないためそれだけで効率の良いタンパク質生成が期待できます。ただ、アミノ酸スコアは高いがタンパク質そのものが少ないものも存在するので、アミノ酸スコアだけで良し悪しの判断はできません。
また、ホエイプロテインは様々な味のものが存在するため、プロテインが苦手な方も継続しやすく自分にあったものを見つけやすいと思います。
【ホエイプロテインのデメリット】
・フードアレルギー反応が起きる場合がある。
ホエイプロテインは牛乳由来のプロテインのため、牛乳に対してアレルギーのある方はアレルギー反応が出ることが予想されます。
また、アレルギーには遅延型フードアレルギーという数時間から数週間後に症状が出現する自分でも気づきにくいアレルギーもあります。
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プロテインを飲み続けていくうちになんとなく毎日調子が悪いといった慢性的な不調もまたアレルギーの症状の1つです。
さらに、動物性タンパク質を含むプロテインの過剰摂取はお腹を壊す可能性があります。
私達の腸管には、100種類以上、100兆個にも及ぶ腸内細菌が生息しており、それらは悪玉菌、善玉菌、どちらでもない中間の日和見菌の大きく分けて3つのグループで構成されています。
一番多いのが日和見菌で、次に善玉菌、そして悪玉菌はわずかな量だと言われています。
ホエイプロテイン等の動物性タンパク質を含むプロテインを過剰摂取すると身体に吸収されなかったタンパク質がそのまま腸内に送り込まれ、悪玉菌のエサとなり、腸内環境が乱れることで下痢や便秘を起こしてしまう可能性があります。
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ただタンパク質は消化酵素の原料になっているのも事実です。そのため、逆にタンパク質不足でも、うまく消化できず下痢になってしまう可能性もあります。
以上から、ホエイプロテインは以下の人におススメです。
鍛神プロテインPRO
「鍛神プロテインPRO」は最近テレビ等メディアでも良く取り上げられているタレントの金子賢さん監修のWPC製法ホエイプロテインです。
鍛神の特徴は必須アミノ酸であるロイシンの代謝物質「HMB」が多く含まれている点です。
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今なら30%OFFの5,460円で購入できます。フレーバーも4種類あるので、自分の好みの味も見つけられるのではないでしょうか。
カゼインプロテインはホエイプロテインと同じく牛乳が主成分のプロテインです。
主成分であるカゼインは、生乳を構成するタンパク質の約80%を占めています。
不溶性でホエイプロテインに比べると消化吸収に時間がかかるのが特徴で、腹持ちが良く、長時間血液中のアミノ酸濃度を高いまま保つため、筋力の維持やダイエットには向いています。
また、腸の働きを活発にし、免疫力を高める効果があるともされていますが、やや溶けづらくて飲みにくく、BCAA含有率も少し低いことから、ホエイプロテインと混合して使用するメーカーも多いです。
その場合カゼイン含有比率が高いほど価格は高くなります。
・タンパク質含有率:約70~80%
・消化吸収速度:6~8時間
【カゼインプロテインのメリット】
・腹持ちが良く、長時間血液中のアミノ酸濃度を高いまま保つことができ、アミノ酸スコア100と高い。
カゼインプロテインは、ホエイと同じ牛乳由来ということもあり、ダイエット向けのプロテインの中では飲みやすく継続しやすいプロテインと言えます。
また、カゼインプロテインはカルシウムと鉄の吸収促進作用があります。
カゼインは小腸で分解され、カゼインホスホペプチド(CPP=casein phosphopeptide-amorphous calcium phosphate)になります。
通常カルシウムは、小腸内を進むにつれてpHが酸性から弱アルカリ性に変わるため、リン酸と結合して不溶性となり、吸収されにくくなります。
参考元:一般社団法人Jミルク
しかし、CPPがカルシウムと結合することで、リン酸との結合を阻害し、カルシウムの吸収を促進します。
さらに、CPPは同様に鉄とも結合することで食物繊維等との結合を阻害し、鉄の吸収も促進します。
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いくらカルシウムや鉄を多くとっても、吸収されなければ効率が悪いです。そのため、カルシウムや鉄を摂取したい方にもおススメなプロテインと言えます。
【カゼインプロテインのデメリット】
・フードアレルギー反応が起きる場合がある。
ホエイプロテインと原料は同じなので、ホエイプロテインが持つデメリットは同様に持っています。
また、トレーニング中の筋肉の分解を最低限に抑えつつ、さらに筋肉の合成につなげるには、消化吸収が速い方が効率が良いです。
さらにBCAA含有率も比較的低いため、筋肉を付けたい方には向かないプロテインと言えます。
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ただ、カゼインプロテインのアミノ酸濃度を長時間高く維持できる特徴を生かし、ホエイプロテインと混ぜた筋肉増強用プロテインも最近では販売されています。
以上から、カゼインプロテインは以下の人におススメです。
スロー リリース カゼイン
「スロー リリース カゼイン」は世界各国で知られているイギリスのサプリメントメーカー「MYPROTEIN」が販売しているカゼインプロテインです。
スロー リリース カゼインはタンパク質含有量が80%弱とカゼインプロテインの中では高く、またカゼインプロテインのネガティブ要素である溶けにくさや粉っぽさをあまり感じさせません。
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フレーバーは4種類あります。(ストロベリー・チョコレート・ノンフレーバー・バニラ)また、マイプロテインのLINEアカウントに登録すれば、2,000円OFFで購入可能です。(条件あり)
ソイプロテインは文字通り大豆を原料とした植物性のプロテインです。カゼインプロテインと同様、消化吸収に時間がかかるのが特徴です。
溶けにくく、多めの水分で溶かしたり、甘味料を入れたりしないと飲みにくいというデメリットはありますが、乳糖を含まないため、ホエイプロテインでお腹を壊しやすい方にはおススメです。
また、大豆には老化を防ぐ抗酸化作用やコレステロール値の低下作用、ホルモンバランスを整えるイソフラボンやサポニンが含まれているので、特に女性のダイエットに適していると言えます。
・タンパク質含有率:約70~80%
・消化吸収速度:5~7時間
【ソイプロテインのメリット】
・腹持ちが良く、長時間血液中のアミノ酸濃度を高いまま保つことができ、アミノ酸スコア100と高い。
乳糖不耐症とは、小腸で分泌される酵素「ラクターゼ」の不足によって牛乳やホエイプロテイン等に含まれる乳糖(ラクトース)を分解できない状態のことを言います。
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アルコール不耐症の方がアルコールを分解できない(俗にいうお酒が弱い)のと同じようなイメージです。
乳糖不耐症の方の場合、プロテインを飲んだ際に摂取される乳糖が一部小腸で分解されず、大腸まで残ることで大腸の浸透圧が上昇、その対処で腸壁から水が出てくるため便が軟化(下痢)します。
また、腸内に存在する乳糖を利用する微生物の働きにより、腸内にガスが貯まったり、腹痛や腹鳴(お腹がごろごろする)にもなります。
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日本人は乳糖不耐症の方が多く、約2割ぐらいは程度に差はありますがこうした症状が出ることがあります。ホエイやカゼインプロテインが身体に合わない方は、ソイプロテインのような乳糖を含まないプロテインを選択すると良いと思います。
ソイプロテインには美肌・美髪効果が期待できる大豆イソフラボン、抗酸化作用のあるサポニンが含まれており、より女性のダイエット向けに特化したプロテインが多いのも特徴です。
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最近発売しているソイプロテインは上記のような大豆由来成分以外の美容効果のある成分が多く含まれているものも多く、より自分が希望する身体を手に入れられる可能性が上がってきています。味も昔に比べれば美味しくなっていますし、フレーバーの種類も多くなっているので、比較的続けやすいプロテインでもあります。
【ソイプロテインのデメリット】
・フードアレルギー反応が起きる場合がある。
ソイプロテインもまたアレルギー反応が出る可能性があります。
また、大豆にはプリン体が多く含まれており、過剰摂取するとプリン体が分解され尿酸となり尿酸値が上昇、痛風のリスクが高まります。
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他にもソイプロテインで栄養成分を全て補えるわけではないので、早く痩せたいからといって毎食ソイプロテインに置き換えるようなことは止めましょう。
以上から、ソイプロテインは以下の人におススメです。
クラース(CRAS)
クラース(CRAS)は、タレントのマギーさんがプロデュースしたソイプロテインです。
クラースは全タンパク質中のソイプロテインの割合が85%と他社のソイプロテインより高い含有率を誇っています。
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クラースは腹持ちが良いプロテインでもあります。そのため、置き換えダイエットを初めてやる方には特にストレスなく続けられるプロテインだと思います。
クラースは今WEB限定で定期コースが初回67%OFFで購入できます。
そして今ならさらに初回コースが500円OFFの980円(税込)で購入できます!
また、クラースについては以下の記事で詳しく説明しています。ご興味のある方はこちらも併せてご覧ください。
エッグプロテインは卵の白身を原料とした動物性のプロテインです。
卵の白身の部分は、タンパク質が豊富なので筋肉の増強や肥大をしていくために非常に効果的な成分です。
また、黄身にはコレステロールが含まれていますが、白身には含まれていません。
さらに他のプロテインに比べ低脂肪のプロテインでもあります。
そして、エッグプロテインには抗酸化作用のあるアルブミンも含まれているため、アンチエイジング効果も期待できます。
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そのため、エッグプロテインは筋肉を付けるだけでなく、太りにくく、キレイに体型の維持もできるプロテインでもあります。
・タンパク質含有率:約80%
・消化吸収速度:1~3時間
【エッグプロテインのメリット】
・筋肉分解抑制・合成促進に直結するBCAA・必須アミノ酸含有量が豊富で、アミノ酸スコア100と高い。
エッグプロテインは乳製品ではないため、乳糖不耐症の方でも安心して摂取することができます。
ちく
筋肉は付けたいけど、ホエイプロテインだとお腹を壊す方にはおススメのプロテインの1つです。
また、エッグプロテインの最大の特徴はアルブミンが含まれていることです。
アルブミンは、卵白の構成タンパク質のうちの約65%を占める主成分タンパク質で、抗酸化作用だけでなく、体中に様々な成分を運搬するという機能もあります。
具体的に言うと、血液や細胞に効率良く脂肪酸やアミノ酸等を行き渡らせてくれたり、血中の毒素を体外に排泄してくれます。
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さらにアルブミンは、体内に吸収されると筋肉の組織に変化しやすいという特徴も持っています。
【エッグプロテインのデメリット】
・フードアレルギー反応が起きる場合がある。
エッグプロテインもホエイ等と同様に動物性プロテインなので、過剰摂取をすると腸内環境が悪化します。
また、商品数がホエイやソイと比べると圧倒的に少なく、また価格も高いため、自分に合ったプロテインが見つけにくいというデメリットもあります。
ちく
いくら良い成分が含まれていても、継続できなければ意味がありません。そのため、無理して飲むなら別のプロテインを検討しても良いと思います。
以上から、エッグプロテインは以下の人におススメです。
エッグ ホワイト パウダー
「エッグ ホワイト パウダー」は先ほどカゼインプロテインのときに紹介したイギリスのサプリメントメーカー「MYPROTEIN」が販売しているエッグプロテインです。
エッグ ホワイト パウダーはエッグプロテインの中では安価なので、試しやすいという特徴があります。
ちく
エッグ ホワイト パウダーは2種類のフレーバー(ノンフレーバー・チョコレート)がありますが、チョコレートがおススメです。ノンフレーバーをそのまま飲むのは結構キツイと思います。今なら900円割引で販売しているのでご興味のある方は是非チェックしてみて下さい。
ビーフプロテインは牛肉等のスジ肉やホルモンを使用して作る動物性プロテインです。
国産のプロテインはわずかしかありませんが、プロテイン先進国であるアメリカでは近年注目されており、多くの方が愛用しています。
ビーフプロテインはタンパク質がペプチド化されているため吸収されやすく、またタンパク質含有量が約95%と他のプロテインに比べ多いのが特徴です。
さらに、タンパク質等の代謝をサポートするビタミンB群、筋トレ時に消費しやすい鉄、筋繊維の回復に効果のある亜鉛といった筋力アップに必要な栄養素がホエイプロテインより豊富に含まれている他、コラーゲンも多く含まれているため、美肌効果も期待できます。
・タンパク質含有率:約95%
・消化吸収速度:1時間前後
【ビーフプロテインのメリット】
・筋肉増強を助けるビタミンB群等が豊富に配合、アミノ酸スコアも100と高い。
牛肉にも全ての必須アミノ酸が含まれており、重要なタンパク源の1つとして数えられますが、脂質やコレステロールも含まれているため、過剰摂取はあまり健康的とは言えません。
しかし、ビーフプロテインはそうした牛肉のネガティブ要素である脂質、コレステロール、炭水化物が精製過程でほとんど除かれます。
また、ビーフプロテインにはクレアチンが豊富に含まれています。
クレアチンはアミノ酸の1種で、体内でクレアチンリン酸に代謝され、エネルギー源として貯蔵されます。
クレアチンリン酸は、筋肉が収縮する際にエネルギーとなるATP(アデノシン三リン酸)の再生に使用されます。
クレアチンの特徴は、無酸素運動下でもエネルギーを供給できるため、筋トレ等強度の高い運動をしても疲れにくくなります。
ちく
疲れやすくジムでのトレーニングが続かない方や、やる気の低下で3日坊主になりがちな方には嬉しい成分です。
【ビーフプロテインのデメリット】
・味の評判が悪い。
ホエイやエッグプロテインと同様ビーフプロテインも動物性プロテインなので、腸内環境の悪化には気を付ける必要があります。
また、ビーフプロテインは国産のものが少ないということもあり、味にクセがあり不評のものが多いです。
ちく
種類も少ないので、自分に合うプロテインを見つけるのは難しいかもしれません。
以上から、ビーフプロテインは以下の人におススメです。
STRONG BEEF PROTEIN
「STRONG BEEF PROTEIN」は江戸時代から続く製薬会社「本草製薬株式会社」が販売している国産のビーフプロテインです。
1食当たりのタンパク質摂取量は26gとプロテインの中では高く、また国産のため日本人の口に合うような臭みを消す等の工夫がなされています。
ちく
味はヨーグルト味ですが、乳糖不使用のため、乳糖不耐症の方でも安心して摂取できます。また、1袋の値段は高いですが、1食当たりの値段は税込259.2円とそこまで高くありません。
ピープロテインはエンドウ豆を原料とした植物性のプロテインです。
ピープロテインは植物性のプロテインで消化吸収に時間はかかりますが、BCAAやアルギニンが豊富に含まれているため、筋肉を増やす効果も期待できます。
他にもピープロテインにはリジンや鉄、マグネシウムが豊富に含まれています。
しかし、必須アミノ酸であるメチオニンの含有量が少ないため、他で補給をする必要があります。
ちく
そのため、メチオニンを補給できるライスプロテインやテンププロテインと組み合わせて使われることが多いです。
・タンパク質含有率:約70~80%
・消化吸収速度:6~8時間
【ピープロテインのメリット】
・腹持ちが良く、長時間血液中のアミノ酸濃度を高いまま保つことができる。
ピープロテインは消化吸収速度が遅く、腹持ちも良いためダイエット向きのプロテインではありますが、BCAAとアルギニンも豊富に含まれているため筋肉を付けたい人にもおススメのプロテインです。
また、エンドウ豆は生産のために必要とする土地や水が少ないため、環境への負荷が少ないプロテインと言えます。
ちく
ピープロテインはホエイプロテインの1/100ほどしか水を製造過程で使わないと言われており、次世代のプロテインとしても注目されています。
【ピープロテインのデメリット】
・メチオニンの含有量が少なく、アミノ酸スコアが低い。
ピープロテインはメリットでも紹介したように筋力を増やす効果はあります。
ただ、消化吸収速度は遅く、タンパク質含有量も多くはないので、ホエイプロテインやビーフプロテインと同等の効果は望めません。
ちく
飲むタイミングもトレーニング前後ではなく、間食や朝食、就寝前に飲むのがおススメです。
また、ピープロテインも商品数がまだ少なく、味も独特のクセがあるため、自分に合ったプロテインが見つからない可能性もあります。
以上から、ピープロテインは以下の人におススメです。
PEPTIDE CURVY
「PEPTIDE CURVY」は株式会社無限が2020年に発売したエンドウ豆タンパクとメチオニンを含む大豆タンパクのペプチドが配合されているダイエット向けの進化型のプロテインです。
PEPTIDE CURVYはタンパク質がペプチド化(分解された)したものが配合されており、より吸収力が高まっています。
また、ビタミンやミネラルの他スーパーフードも10種類配合されており、健康・美容に効果的な成分が豊富に含まれています。
ちく
消化吸収時間は短くなっているため、腹持ちに不安はありますが、口コミを調べてみると腹持ちも良いみたいです。今なら初回価格が8,000円割引で購入できるので、ご興味のある方はチェックしてみて下さい。
ライスプロテインは玄米から作られる植物性のプロテインです。
ライスプロテインは穀物由来ということもあり、ビタミン・ミネラル・BCAA・食物繊維といった栄養素が含まれており、アミノ酸スコアは80ぐらいですが、バランスよく必須アミノ酸も含まれています。
ちく
メチオニンが多く含まれているため、ピープロテインとの相性が良いです。
食物繊維の効果もあり、腸内環境が改善する他、プリン体含有量が少なく尿酸値も上がらないため、尿酸値が気になっていてソイプロテインだと不安な方にもおススメです。
・タンパク質含有率:約80%
・消化吸収速度:6~8時間
【ライスプロテインのメリット】
・腹持ちが良く、長時間血液中のアミノ酸濃度を高いまま保つことができる。
ライスプロテインの原料である玄米は白米に比べビタミンやミネラルが多く含まれており、置き換えダイエットをすれば栄養も補給しながらカロリーカットができます。
参考元:玄米酵素
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ダイエット中は栄養不足になりがちで肌荒れ等身体に悪影響が出ることも多いです。ライスプロテインはそのプロテインだけでもある程度の栄養素が含まれているので安心して続けられます。
【ライスプロテインのデメリット】
・バランスは良いが、アミノ酸スコアが低い。
ライスプロテインは栄養分が豊富に含まれているプロテインではありますが、アミノ酸スコアは低く、他のプロテインと比べるとタンパク源としては物足りない印象です。
ちく
そのため、ライスプロテイン単体よりはピープロテインやソイプロテインと混ぜて作られたプロテインの方が多く販売されています。
以上から、ライスプロテインは以下の人におススメです。
ANOMAプロテイン
「ANOMAプロテイン」は2018年創業の会社「株式会社アノマ」が販売しているエンドウ豆タンパクとライスタンパクの混合プロテインです。
このプロテインは発売からそこまで月日は経っていませんが、既にプロボクサー、ヨガ、箱根ランナー等多くのスポーツ愛好家から選ばれています。
ANOMAプロテインはエンドウ豆タンパクやライスプロテインだけでなく、サチャインチというスーパーフードを独自の比率で配合しているので、タンパク質の含有量は20g以上を維持しながら、アルギニンを従来のホエイプロテインの約2~3倍量、鉄を約2倍量含を有しています。
ちく
人工甘味料、保存料、着色料、乳化剤一切不使用なので、安心して継続できます。フレーバーは3種類(コーヒー味、チョコレート味、抹茶味)あるので好きな味を選択できますよ。
ヘンププロテインとは麻の実を原料とした植物性のプロテインです。
ヘンプは違法薬物として知られる大麻草(マリファナ)と元は同じ植物(カンナビス・サティバ)由来のため混同されがちですが、人体に影響する有害物質であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の含有量の違いから両者は区別されており、また葉ではなく実を原料としているため、違法ではありません。
ちく
むしろヘンプシード(麻の実)は縄文時代から食べられている穀物で、今ではその栄養価や効能からスーパーフードとして注目されています。七味唐辛子の中にも入っているため、実は私達もよく口にしているものです。
ヘンププロテインはBCAAを始め必須アミノ酸がバランスよく含まれているのはもちろんのこと、ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富に含まれています。
ちく
特に食物繊維に関して、腸を刺激して蠕動運動を活発にする不溶性食物繊維と腸の掃除をする水溶性食物繊維の両方が含まれているため、より腸内環境の改善が期待できます。
また、ヘンププロテインは体内では合成できない必須脂肪酸であるオメガ3、オメガ6もバランスよく摂取することができます。
・タンパク質含有率:約50%
・消化吸収速度:5~7時間
【ヘンププロテインのメリット】
・腹持ちが良く、長時間血液中のアミノ酸濃度を高いまま保つことができる。
ヘンプはスーパーフードということもあり、他のプロテインに比べて摂取できる栄養素が多いです。
ちく
特にオメガ3、オメガ6をバランス良く摂取できるプロテインはヘンププロテインぐらいです。
オメガ3(n-3系脂肪酸)には血圧低下作用のあるα-リノレン酸や中性脂肪低下作用のあるEPA、認知機能改善作用のあるDHAがあります。
オメガ6(n-6系脂肪酸)には血中コレステロール 低下作用のあるリノール酸や認知機能改善作用のあるアラキドン酸があります。
ちく
このオメガ3とオメガ6はどちらも必須脂肪酸で必要な栄養素ではありますが、摂取バランスが重要であることが分かってきています。WHOや厚生労働省が推奨している摂取量の割合はオメガ3:オメガ6=1:4です。
参考元:ヘンプフーズジャパン公式
上図見るとヘンプがオメガ3とオメガ6をバランス良く摂取できることが分かると思います。
【ヘンププロテインのデメリット】
・タンパク質含有量が少ない。
ヘンププロテインは他のプロテインに比べ栄養素は幅広く含まれているものの、肝心なタンパク質の含有量は少ないです。
ちく
そのため、タンパク質の補給目的としては効率が悪いプロテインと言えます。
以上から、ヘンププロテインは以下の人におススメです。
オーガニックヘンププロテイン
「オーガニックヘンププロテイン」はオーストラリア最大のヘンプフードシェアを誇るヘンプフーズオーストラリア社の正規代理店「株式会社ヘンプフーズジャパン」が販売しているヘンププロテインです。
オーガニックヘンププロテインには、オーストラリア有機認定を受けたヘンプシードのみを使用しており、スプーン一杯(25g)で一日のタンパク質の1/4、オメガ3は1/3の量を摂取できます。(日本人の食事摂取基準2020年版を参考)
ちく
きなこのような味で、またナッツのような香ばしさが感じられることから飲みやすいという口コミが多いです。また、1食あたりのプロテイン摂取量が少し多いので、摂取できるタンパク質量もそこまで少なくはありません。
いかがでしたか?
どのプロテインもそれぞれ個性があるので、プロテインに求めることによって最適なプロテインの種類は異なります。
また、どの種類のプロテインにもデメリットはあるので、いくつかの種類のプロテインを併用するのも1つの手です。
ちく
例えば、ホエイ等動物性のプロテインばかりを摂取すると、腸内環境が悪化するため、ピープロテイン等植物性のプロテインを併用する方も多くいます。
この記事を機に自分に合ったプロテインを見つけていただければ幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
食品メーカーの開発者兼フードアナリスト。
東京に染まってしまった関西人(笑)
幣サイトの運営を行う傍ら飲食店の覆面調査や記事執筆等を行い、食に関する情報を発信している。
また、食以外の分野も興味のあるものは自分で試したり、詳しい人に聞いたりして徹底的に調べる特性を持つ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
大阪大学にてタンパク質系の研究を3年間行う。
大学院卒業後は某食品会社に勤務。研究経験を活かし商品開発を行う。
また、フードアナリストの資格を持ち、飲食店の覆面調査や記事執筆等を行い、食に関する情報を発信している。
食べることが仕事なので、自身もプロテイン等による置き換えダイエットで体形の維持を行っている。(一定回数は仕事で食べる必要があるため。)
様々な食品に興味があるため、既に30種以上のダイエット食品(飲料を含む)を試した経験がある。