ちさ
みなさんはシャドーイングで英語の勉強をしたことがありますか?
シャドーイングは、英語のリスニング・スピーキング・コミュニケーション力が総合的にグッと上がると言われています。
でも実際にやってみると意外と難しかったり、いまいち効果を感じられなかったり。
やめてしまう人も多いんですよね・・・
ちさ
実際どうすれば効果が出るのかわからない。
このように考えている人は多いのではないでしょうか?
今回は、シャドーイング初心者に向けて短期間で効果が出る方法と、私が実際に1週間で感じたメリットをシェアしていきます!
このページの目次
シャドーイングとは、英語の音声を聴きながら、聞こえた音を即座に真似て発音する方法です。
例えば
音声:I sometimes imagine what•••
自分: I sometimes imagine what•••
このように少し遅れて影のように追いかけるのでシャドーイングと言います。
シャドーイングはスピーキング力」「リスニング力」「英語脳を作ること」「コミュニケーション力」「表現力」など様々な効果があると言われています。
また、通訳訓練法の一つで通訳の養成講座などでよく使用されています。
もともとは上級者向けでしたが、最近は初中級でも扱われるようになりました。
ちさ
私の高校でも扱っていました!英語の授業では定期的にシャドーイングのテストがありました。
シャドーイングは、ただ復唱するだけでなく他の活動と組み合わせることで大きな効果を発揮します。
ちさ
実際に1週間、おすすめされているシャドーイングのやり方を試してみました!
音源を決めたらまず英文を見ずに一通りリスニングをして全体の内容を把握します。
スクリプトを見て意味を確認します。
わからない言葉は調べて理解しましょう。
ここで、文章を見てもすぐ意味を理解できない場合はレベルが合っていないので、分かるレベルのものに変更します。
英文を見ながら音声と同時に発音します。(スピード・言い方に慣れておきます。)
ここでは抑揚を意識しましょう!
ここでやっとシャドーイングに入ります!シャドーイングをしながら録音します。
イヤホンを使用するとより集中して音声を聴くことができます^^
自分の発音をチェックします。
初心者でも聞こえた音と自分の発音との違いに毎回気付くことができます。
(音声を聞くと、自分が思ったより言えていないことに気付きショックを受けますよ笑)
そして少しずつお手本の発音に近づけていきます!
ながら作業で良いので、隙間時間に再度シャドーイングを行います!
徐々に全集中しなくても口が回るようになります^^
私はYouTubeで自分に合ったものを探し、1回は約30分・7日間行いました!
1日目は舌が回らず言えない部分が多々ありましたが、7日目には比較的スムーズな発話ができ、言えない部分は3分の1くらいになりました。
発音・アクセント・イントネーション・リズムを完璧に真似るように意識して、4日目から真似が上手くなった気がします。
1週間毎日行っていたら英語らしいリズムを感覚的に覚えられました。
シャドーイングをする前のリスニングでの集中力が上がりました。
2分くらいの音源の中で、1日目は集中して聞けたのは半分くらいで気が散っていた部分が多々ありましたが7日目になると最後まで集中が続きました。
リスニングのとき、最後まで集中力が続かなくなることはありますよね。
TOEICなど長い試験だと特に・・・
シャドーイングは集中して聞いてないと真似できないので、集中力を続かせる練習になりました。
ちさ
TOEICなど試験を受ける人におすすめな印象です!
Youtubeで英語の動画を見ているときに「なんか聞きやすい」と思いました。
以前より少し楽に英語が聞こえてきた感じがしました。
1週間では大きくリスニング力が上がるわけではないですが、続けるともっと効果がありそうです!
ちさ
1週間行ってみた感想としては、感覚的な部分で申し訳ないですが、思ったより多くの良い変化が感じられて驚きました!
私は英語の勉強というと、つい文字でインプットばかりしてしまいます。
でも今回シャドーイングをやってみて、英語脳をかなり刺激され、リスニング力・集中力・発音が鍛えられたので「発話するってすごく大切なんだ」と実感しました。
ただ、やり方によっては効果が出ないので注意が必要です!
クラッシェンのインプット仮説では、自分のレベルよりほんのちょっと上のレベルの英語をインプットすることが学習に効果的だと言われており、それ以上のレベルを行なってしまうのは良くありません。
ドラマや映画でシャドーイングをして楽しく勉強したくなりますが、レベルが合わない場合がほとんどなので避けたほうが良いです。
また、読んで理解が難しいものはやめましょう。
もし初中級者であまりにも文法理解ができない場合は、文法を勉強してからトライするのが良いです!
聞いてわかるけど、実際やってみると口が回らないことがよくあります。
ちさ
私も上手く言えないと放棄したくなります汗
そんなときスピードを調節できれば、やさしいスピードで練習し、慣れてきたら普通の速さにすることができます。
ただ再生速度を1.0から0.75にすると違和感がでてくる英文もあるので、何回かシャドーイングをやってみて自分のレベルに合った速さを見つけて音源を選定しましょう。
シャドーイングは「スピーキング力・リスニング力・コニュニケーション力の向上、英語脳の発達」という様々な効果がありますが、効果が実感できるまでの期間がピンキリです。
コツを早く掴む人も、なかなか発音を真似できない人も、効果の実感に疎い人もいるので「シャドーイングで私は英語を完璧にする!(効果の期待値大)」というよりは「総合的に英語力を上げるための一つの手段」くらいの感覚が良いです。
シャドーイングは、自分の知っている単語しか話すことはできないので語彙力が上がりません。
ちさ
音声の復唱だけをやっても英検やTOEICの語彙を覚えられる訳ではないんですね。
語彙力も同時に上げたいならシャドーイングの前準備が大切です。
手順②(英文の意味確認)の時に、新しい単語の意味と発音を知識として入れてからやると語彙力も上げることができます^^
「シャドーイングは上級者がやらないと意味がない」という意見もあります。
理由としては、「間違った発音が定着してしまうから」「発音の知識がしっかり身についた人がネイティブに近づくために行うものだから」です。
つまり初級・中級者がシャドーイングで効果を発揮できないのは
という理由が考えられます。
ちさ
スピードは少しゆっくりでいいので理解できる速さで行い、自分のシャドーイングを録音してみて正しい発音と自分の発音を比べることで初中級者でもシャドーイングはできます!
英語には日本語にはない音がいくつもあります。
(例えばLは側面音、Rは震え音、日本語のラははじき音なので違う音です。)
日本語にない英語の音が上手く聞き取れない人は、初めは間違った発音をしてしまいますが、英語を何度も聞いて真似することで通常の勉強のみの場合と比べて英語の上達が早まります!
また、シャドーイングは初中級者の試験対策にもおすすめです!
聞き取る力がUPするので、短い期間でレベルアップが必要な試験対策に取り入れてみるのも良いです。
ちさ
シャドーイングは音源があればできるのであまりお金をかけずにできるところもgoodですね!
シャドーイングを実際に1週間やって感じたメリットは、
①発音が変わる②集中力が上がる③リスニング力が向上することでした!
気をつけることは、音源選びです。
自分が読んで理解できるレベルのもので行わなければ効果は得られません。
また、シャドーイングは①リスニング②内容理解③オーバーラッピング④シャドーイング⑤繰り返し練習 の順で行うとgoodです!
シャドーイング初心者・英語の初中級者もできるのでぜひ参考にしてみてください^^
・高校時代にTOEICを325から660に伸ばす
・大学時代は中国語を始めHSK6級取得
・語学オタクで日々勉強法を研究中☆
→英語学習の論文を100記事ほど読んだり試したり。
・中高英語教師の資格を取りました。