TOP > 暮らしを豊かにする情報 学びがあるって楽しい > 小学3年生の保護者に聞いた!オンライン個別指導塾「すらら」の評判
新型コロナウイルスの影響で、テレワークが推奨される現代において、子供の学習スタイルにも変化が見られ始めています。
今日はオンライン学習ツールとして「すらら」の評判を調査しました!
めっしー
今回は、小学3年の息子を持つナオさんにオンライン個別指導塾として有名な「すらら」に対する意見を聞いてきました!
このページの目次
めっしー
早速ですが、すららって中学受験をするのにベストチョイスなんでしょうか?
ナオさん
結論から言うと、すらら単体で中学受験を突破するのは難しいです。
他の学習サービスと併用していく必要があると思います!
・すららは基礎固めには効果抜群!でも、難関中学突破の鍵を握るのは応用力!
・中学受験は情報戦!すららは進路指導に不安あり?
すららの教材は、基礎固めには非常に優れているのですが、難関校と呼ばれる中学受験レベルの問題を解く力を養成するのは厳しいかもしれません。
現在の中学受験では、詰め込んだ知識をそのままアウトプットするだけでは対処できない問題が出題される傾向が強いからです。
ナオさん
つまり、あたえられた情報を分析して正しく解釈し、出題意図を理解するなどその場で考える問題が数多く出題されるんです。
例えば、城北埼玉中では下記のような問題が出題されます。
「アメリカと中国の激しい対立を念頭に置いた国連事務総長の演説を引用して『トゥキディデスの罠』とはどのような比喩か」を答えよ。
めっしー
これは・・・大人でも難しいですよね。。
基礎学力や膨大な知識に加えて、世の中で起きている様々な出来事に対する問題意識を持ち、自分の見解を的確に表現する力が必要になります。
ですから、仮に「すらら」を活用して、小学校6年間で習う内容を完璧に理解出来たとしても、中学受験を突破するのは厳しいでしょう。
ナオさん
一方で、これまでの授業の復習や基礎基本を定着させるには充分に活用できると思いますよ
中学受験は学力だけでは突破出来ません。
膨大な情報を基にした適切な進路指導が必要不可欠です。
ちなみに首都圏にある私立中学は約360校。
そのなかから、より効果的な併願校を選択しなければいけません。
ナオさん
ちなみに中学受験の平均的な受験校数は約4.81校らしいわ!
首都圏の小学生は5人に1人が中学受験をしています。そして、受験校数は平均で4.81校に上ります。
引用:2019年中学受験ガイド
めっしー
複数校を受験する形がスタンダードになってるんですね!
「第一志望は決めたけれど、併願はどうすればいいの?」
「チャレンジ校と安全校はどこにすればいいの?」
ナオさん
このように、保護者が情報収集して、進路を決定して、、、というのは非常に不利なんです。
「すらら」では専任のコーチがつきますが、学習のペース配分や勉強方法の指導であり、中学受験の進路指導までは含まれていません。
進路指導という観点からも「すらら」だけで中学受験に対応するのは厳しいでしょう。
すららの評判が高い理由のひとつに信頼性があげられます。
「すらら」を運営している(株)すららネットは2017年12月に上場しています。
さらに社会的に優れたサービスとして、認知されているようです。
・日本eラーニング大賞文部科学大臣賞(2012年)
・Japan Venture Awards 中小機構理事長賞(2015年)
特に、すららの「基礎学力向上」に貢献しているという点が高く評価されているようです。
例えば、すららには「難易度コントロール機能」や「つまずき診断機能」がありますが、これらは今までにない革新的な機能です。
特に「つまずき診断機能」は、間違えた単元をただ繰り返すのではなく、苦手なポイントを判定して、効果的に復習させる機能で、2013年6月に特許登録認定を受けています。
ナオさん
子供が毎日使用する教材なので、少しでも安心できる教材が良いですよね。
「ゲーミフィケーション」とは、ゲームの要素やデザインを社会活動やサービス開発に組み込むことを指します。
特徴としては、クリアすべき課題が設定されいて、クリアすると報酬が得られるようになっています。
ですから、まるでゲームで遊んでいるかのような感覚で勉強に取り組むことが可能です。
ナオさん
ただ、漠然と問題を解いて丸付けをして、間違えたら解き直して・・
そんな繰り返しよりも、宝物の地図を片手に大冒険をしている感覚で勉強が出来たら最高ですよね。
すららは無学年式なので、学年にとらわれず、自分のペースで体系的に学習できます。
例えば、小学校3生生の算数は「かけ算」の次は「時刻と時間」「わり算」「表とぼうグラフ」という流れで進みます。
しかし、のんびりしたタイプの子供は、次々と単元が切り替わってしまうと、復習が追いつかなり、だんだん勉強が嫌になるかもしれません。
ナオさん
ちなみに息子が3桁のかけ算につまずいたのは、繰り上げのたし算を理解していなかったことが原因でした。
そのため、2年生まで戻って復習することでようやく解けるようになりました。
すららは、このように前の単元に戻ったりできるし、完璧に理解している単元には時間をかけず、どんどん先に進めることもできます。
無学年式で、それぞれの学力に応じた勉強方法を進められるのはすららの大きなメリットと言えるでしょう。
すららは、タブレットやパソコンとネット環境があれば、いつでもどこでも学習できます。
図書館や旅先など、ちょっとした時間を活用して勉強することが出来ます。
対面の塾では移動時間がかかるのはもちろんですが、夜道を歩かせるのは心配ですよね。
最近では、新型コロナウイルス感染症による影響で社会人にテレワークが求められているように、子供にも家で学習ができる状態が整うことは良いことなのではと思います!
通わない塾「すらら」の受講生の学習履歴を見ていると、休校期間中に「自立学習」が定着したな、と感じさせてくれる子がチラホラ。
— セルモ一之江教室 (@oc98uyG5ZnukKrb)June 26, 2020
学校が再開しても、しっかり学習を続けられています◎ 見事、ピンチをチャンスに変えましたね!#すらら#自立学習#ピンチはチャンス
ナオさん
すららに限ったことではありませんが、いつでもどこでも勉強できるのは、オンライン個別指導塾の大きなメリットと言えるでしょう。
すららは、専任のコーチが個別のサポートをしてくれます。
・学習履歴を分析して、学習カリキュラム設計してくれる
・生徒ごとに目標を設定し、目標に向かって進捗状況を管理してくれる
・生徒だけでなく保護者の悩みにも答えてくれる
ナオさん
正直なところ、息子にタブレットを渡しても、自分でどこまでやれるのか非常に心配です。
めっしー
確かに、元気の良いお子さんなら尚更、ちょっと目を離したら集中力が切れて遊び出してしまっては元も子もありませんね。。
ナオさん
人の手によって管理してもらえるというのは、非常にありがたいですよね。
専任コーチが、適切な言葉かけでお子さんのやる気を引き出して、さらに、保護者の悩みに答えてくれるのは大きなメリットです。
すららでは、最も学べる範囲の広い小中高コースであっても毎月1万円(税別)しかかかりません。
個別指導の塾や家庭教師と比較すると価格の安さは大きなメリットになるでしょう。
他のオンライン教材と比較すると、若干高いと感じられるかもしれませんが、専任コーチがきちんと指導してくれる点を考慮するとコスパ的にはお得です。
受験を突破するには、各学校の過去問の傾向を分析し、効果的な対策をしなければいけません。
すららは、「無学年式」や「つまずき診断機能」などの優れた機能が搭載されており、基礎固めには最適な教材です。
また、最近では、テスト機能も充実していて、「小テスト」「定期試験対策テスト」「学力診断テスト」の3つのテストがあり、日々の理解度把握や、テスト前の対策などに活用できます!
学校別の過去問には対応していないので、受験という観点からは、すららだけで受験を乗りきることが難しくデメリットといえるでしょう。
実際にTwitterの口コミにも下記のような書き込みがありました。
数あるオンライン学習の中で「すらら」を選んだ理由。小5長男は中学受験も考えているため、先取り学習と苦手分野の振り返り学習を同時に可能にしたかったから。これ一手で中学受験対応ができるとは考えていないけれど、ひとまずこの休校期間の学習を止めないための手段としたかった。
— かおらべ (@kaorabe)April 15, 2020
すららの評判のなかであまり良くないのが、原則として、専任コーチを変えることはできないことです。
先程、メリットで触れたように、すららの専任コーチが果たす役割は非常に大きく、お子さんの勉強へのモチベーションや成績にも大きな影響を与えます。
万が一、コーチとの相性が良くなかったり、期待を裏切るような指導が続いた場合に、なかなか変更できないというのは、お子さんにとても保護者にとっても辛いですよね。
ナオさん
でも下記のツイートを見る限り、専任コーチの方は基本的にはすごく思いやりのある人が多そうですね
すらら退会したらコーチからメール来てた。うーむ。
— かお / ゆっくり中受2022 (@kaofugu)May 25, 2020
元々休校期間中の暫定措置だったので、あんまり気にしないでほしいなー
すららは、タブレットでの学習が可能ですが、タブレットによっては操作性が悪いと感じることもあるようです。
すららは、操作性や動作の安定性などの観点からiPadを推奨しています。
もちろん、Android端末でも利用は可能です。
ただ、すららの学習では数字や文字を入力するので、思う通りに操作できないとイライラしてしまうかもしれません。
ナオさん
そういった操作性に関するデメリットを解消するためには、パソコンからの利用やタッチペンを購入すると良いと思います!
中学受験に向けては、受験に特化した塾や家庭教師をつける必要があると思います。
一方で、低学年のうちは基礎基本をキャッチアップして勉強する習慣をつける!ということに主眼をおくのであれば、まずはすららからスタートしてみるのも良いかもしれません。
低学年のうちからしっかりと復習ができていれば、進路指導や過去問対策が本格化する高学年になってから専門的な塾に入っても充分間に合うケースも見受けられます。
中学受験は小学3~4年からスタートさせるご家庭が大半ですが、5年生から入塾して、見事、難関中学に合格した方もいます。
金銭的な余裕があまりなかったり、失敗したくない場合にはすららからスタートしてみても良いと思います。
長く通うほど金銭的な負担は増大します。
例えば、息子の通う塾では、小3で入塾した場合4年間で約300円がかかります。
しかし、小5の場合には、2年間で約200万円で100万円の差があります。 私立中学に合格した後も大きな負担がかかることを考慮すると少しでも費用は抑えたいですよね。
また、費用面だけではなく、お子さんが夢中になっているスポーツや習い事があるのなら、それを少しでも長く続けて欲しいですよね。
ですから、すららを活用して、高学年までに基礎をしっかりと身につけて、塾や家庭教師は高学年になってから!というのも、非常に効率的な方法であるといえるでしょう。
冒頭でお話したように、息子は塾に通っていますが既に脱落気味です。
特に算数に苦労しているようです。
算数は積み上げの教科なので、分からなくなったところまで戻って理解する必要があります。
このように、特に算数は、基礎が抜けてしまうと、どれだけ受験に適応した応用問題を与えられても、全く解けないばかりか、勉強そのものが嫌いになってしまいます。
ですから、すららで苦手分野をいち早く撃退し、基礎を固めて、塾で受験を突破する応用力を身に付けるのが効果的なすららの活用法といえるでしょう。
中学受験向けの学習塾最大手SAPIXでは、数ヶ月に一度「クラス分けテスト」が行われ成績順にクラスが割り振られます。
ナオさん
いつものんびりしている息子でも、親しい友達のクラスが上がって、自分が下がると、目の色が変わるんですよ!
めっしー
確かにいつも一緒に遊んでいた友達が勉強頑張っていたら、負けたくない気持ち出てきますよね!
ナオさん
すららは、とても魅力的なのですが、やはり涙を流して励まし合ったリアルな友人の存在も必要だと思っています。
対面の塾には「お医者さんになって難病に苦しむ人々を助けたい」「宇宙開発に携わって移住計画を進めたい」など、
大きな夢を実現させるために勉強に励むお子さんがたくさんいて、日々刺激を受けながら学習に取り組めます。
さらに、やる気に満ちたお子さん達を勉強だけでなく、精神面から強力に支えてくれるのが情熱に溢れた先生です。
ナオさん
先生にもよりますが、その情熱はオンラインでは伝わりにくいことがあります。
また、中学受験は最後の最後まで何が起こるか分かりません。
万全の体制で臨んでも、最初の滑り止め校で失敗することもあります。
挫けそうになった時に、共に切磋琢磨したライバルや先生の存在は大きな力になると思います。
すららでも、カリスマ先生や専任コーチがお子さんをサポートしていますが、進路指導に関しては対面でのアプローチも必要であると思います。
ナオさん
つまり、すららは基礎基本の定着のために活用するのがベストチョイスであると言えます!
小学3年生の息子がいるキャリアウーマン
中学受験の名門とよばれる塾に息子を通わせて5ヶ月が経過。
ハイレベルな授業に、のんびりした性格の息子は早くも脱落しかけているのが最近の悩み。
オンライン個別指導塾にも関心が高い。