【総売上1000億円】特商法違反で逮捕されたマルチ商法の親玉、湯田〇太の真実とは?

記事更新日: 2022/06/01

ライター: まつこ

 

成人年齢が18歳に引き下げとなり、消費者トラブルに関する注意喚起を消費者庁が中心に行われています。

  • SNSでビジネスや投資関係の勧誘を受けた
  • 詐欺の被害に合うんじゃないかと不安
  • 勧誘を受けた際にどう断れば良いのか分からない

この記事はそのような方に向けて注意喚起をするために書きました。

 

そこで、今回はマルチ商法で25万人の組織を作り、総売上1000億円を叩き出し世間を騒がせた湯田〇太について取り上げます。

 

※今後この記事では湯田〇太をY氏と記載します

記事の作成者の私は、過去にマルチ商法や投資案件に30回以上勧誘された経験があります。

その中にY氏が関わっていた案件もあり、Y氏と対面で会ったこともあります。

 

※絶対確認※

記事の最後には、勧誘を受けた際の断り方詐欺に引っかからない方法も詳しく解説しますので、最後までご覧ください。

 

マルチ商法とネズミ講の違い

Y氏の本題に入る前に、

 

「マルチ商法」と「ネズミ講」を同じことだと勘違いしている人が多いので必ずご覧になってください。

「マルチ商法」合法ですが、「ネズミ講」違法です。

 

違いの見極め方は「商品の有無」でしょう。

 

マルチ商法は合法とはいえ、特定商取引法で定められた禁止事項を破ったら違法になります。

法律を守ってマルチ商法をやっている人は殆どいないのが現状で、被害者が続出しています。

 

マルチ商法の勧誘を30回以上受けたことありますが、法律を守っていると感じた人は1人しかいませんでした。

 

Y氏の経歴

▼Y氏の主な経歴
  • 学生時代はバスケットボールの有力選手
  • 大学中退後、大手のマルチ商法会社ニュースキンでビジネスを開始
  • 投資・ポンジスキームのマルチ商法に片っ端から手を出し、25万人の組織を結成
  • 総売上1000億円を叩き出した後、特定商取引法違反で逮捕
  • 留置所に拘留後、保釈金を支払い釈放

 

とてつもない経歴ですね。

 

  • 「Y氏がやってるからやる」
  • 「友達や友達の親までY氏の誘いに乗る」

 

小さい頃からグループの中心人物で、かなりの影響力があったといえるでしょう。

 

そして25万人の組織を作り、総売上1000億円

 

作成者の私もこの数字を聞いた瞬間、身体全身に鳥肌が立つくらい驚愕しました。

 

その後、特定商取引法違反で逮捕され、保釈金を払い釈放されましたが、2022年現在はどこで何をされているのかは不明な状態です。

 

どこで何をしているのか気になりますよね。

 

Y氏が関わっていた主なマルチ商法の案件

 

  • NBC(ネットビジネスカレッジ)
  • D9クラブ
  • ビットシャワー
  • FOIN(ファイナンシャルorg)
  • レブキャピタルファンド
  • アルケミスト

 

他にもたくさんの案件があるみたいですが、「Joker」と名乗る組織を結成し、それらの案件を中心に手を染めてきました。

 

その中でも、特に世間を騒がせた、

  • D9クラブ
  • レブキャピタルファンド

 

そして、記事の作成者の私が実際に勧誘を受けた

  • NBC(ネットビジネスカレッジ)

 

について詳しく解説したいと思います。

 

D9クラブ

D9クラブは、2003年にブラジルで創業したマルチ商法の投資会社です。

 

商材は「ベットフェアー」と言われていたブックメーカーを扱い出資者を募り、その配当はなんと

  • 「日利0.5%~1%以上」
  • 「月利15%~30%以上」

と謳っていたそうです。

 

そんなうまい話が本当にあったの!?

 

そして、2016年の秋頃に日本に広まり、2017年の春頃に会社が飛んでしまうというポンジスキームの案件でした。

※ポンジスキームの詳しい解説はこちらから

 

日本に広まり、約半年間という短い期間で飛びましたが、

日本国内だけで被害総額はなんと、約700億円と言われています。

 

考えただけで恐ろしいです。。

 

そして、創業者のデニーロ・サンタナはドバイで逮捕されました。

 

あまりの被害総額から、会社が飛んだ約半後の2017年の秋にNHKの「おはよう日本」というニュース番組で取り上げられました。

 

レブキャピタルファンド

レブキャピタルファンドは、2018年~2020年頃に日本で広まったマルチ商法の投資案件です。

 

会員となった方に「ライズトークン」という仮想通貨を購入させ、

  • 集めた全体の資金の70%をハワイの不動産と鉱山に投資
  • 投資で出た利益の中から各会員が購入した額の5%~6%を毎月配当

という仕組みを謳い文句として勧誘をしていました。

 

月利5%は年利だと60%、銀行で借入すれば年利は1%~18%です。

 

銀行から借入すれば明らかに得するはずなのに、、、

 

また、「ライズトークン」を売却する際、手数料として30%もかかったそうです。

 

すべてが不自然すぎて訳が分からないですね(笑)

 

結局、「ライズトークン」は本当に発行されていたのか不明なまま、出金停止となり、飛んでしまいました。

 

そして、多くの被害者を生み出し、2020年~2021年頃に弁護士事務所への被害相談が相次ぐ事態となりました。

 

NBC(ネットビジネスカレッジ)

NBCは、2015年~2016年頃に流行った無在庫転売を教えるマルチ商法の会社です。

 

会員限定の通販サイトに販売されている商品を、

  • ヤフオクやメルカリに出品
  • 落札後に通販サイトからお客さんに発送

という流れの作業を教え、会員を集めていました。

 

ヤフオクとメルカリで無在庫転売をするのは規約違反なのに明らかに不自然ですね。

 

作者の私、実は当時、地元の同級生からNBCの勧誘を受け、事業説明のセミナーに参加したことがあったのです。

 

そして、同級生のアップラインの方からY氏を紹介され、握手を交わしました(笑)

 

まさか何も知らずに握手を交わした人物が後に世間を騒がすことになるなんて、当時は思いもしませんでした(汗)

 

当時、私は大学生でマルチ商法の勧誘を受けるのも初めだったので、とにかく怖かった記憶があります。

 

勧誘は断り、セミナーを後にしましたが、本当に断っといてよかったと思っています。

 

Y氏と握手を交わしたことは、今では笑い話にしています(笑)

 

Y氏はNBCで7万人の組織を作った後にNBCを辞め、結局、NBCは消滅しました。

 

まとめ

 

 

これまでY氏が関わっていたマルチ商法の案件は、多くの被害者を生み出してきました。

被害総額や規模も大きく、

「なぜ、ここまで被害が広まったのか」

と疑問に思った方もいると思いますが、それにはある原因がありました。

 

それは、大学生を中心にターゲットにされていたからです

 

大学生なんてお金を持っていない人がほとんどのはずなのになぜ?

ほとんどの方がそう思われたでしょう。

 

では、なぜなのか?

それは、学生ローン奨学金です。

 

※主な事例
  • 「留学」などと嘘をつかせ、学生ローンで数百万借入させる
  • 学費で借入しているはずの奨学金を投資に使わせる

 

それらの事態が相次ぎ、中には借金が原因で大学を辞めざる得ない状況に陥る人もいました。

 

人の人生をぶち壊される事態までに。。

 

成人が18歳に引き下げということで、これから若者が更にターゲットにされやすくなります。

 

お金を借りる要求をされたら絶対に断ってください。

 

Y氏の良い口コミと評判

▼ネットの口コミ①

Y氏はネットで叩かれているが、トーク力が凄くて人間味のある人でした。

実際にY氏のセミナーを聞いたことある方のコメントだと考えられます。

作成者の私も、Y氏と対面した時にトーク力の凄い方だったという印象を受けました。

 

25万人の組織を作るほどですから、トーク力は普通の人では絶対に真似できないと思います

 

▼ネットの口コミ②

Y氏はチャレンジ精神が凄く、素晴らしい人だと感じました。セミナーに参加して本当に良かったです。

これまで多くの案件を次々にやっている方なので、そう感じる方もいるでしょう。

 

行動力があってチャレンジ精神も凄いと思いますが、方向性が違う気がします。。

 

Y氏の悪い口コミと評判

▼ネットの口コミ①

Y氏がやっと捕まった。被害総額は数百億以上だろうね。ここまでくると情報商材屋ではなく詐欺師。

詐欺師と完全に言い切ってますね。

現に被害者が続出しているので、詐欺師と言い切る人がほとんどだと思います。

 

この方もY氏と関りがあったのかもしれません。

 

▼ネットの口コミ②

Y氏はいつになったら返金してくれるのか。Y氏とその仲間たちはビジネスマンではなく詐欺師です。

返金に関してのコメントが目立っていましたが、返金されている人は恐らくいないと思われます。

 

被害に会われた方は未だに泣き寝入りしてそうです。

 

▼ネットの口コミ③

Y氏が特商法違反で捕まったと思ったけど、保釈金払って出てきやがった。ちゃんと調べろ警察。

今まで売上あげてきたお金があるので、すぐに釈放されるまでに至ったのでしょう。

 

被害者が集団で訴訟を起こし、証拠を残さなければ起訴されるのも厳しそうですね。

 

全体のまとめ

 

▼Y氏の主な経歴
  • 学生時代はバスケットボールの有力選手
  • 大学中退後、大手のマルチ商法会社ニュースキンでビジネスを開始
  • 投資・ポンジスキームのマルチ商法に片っ端から手を出し、25万人の組織を結成
  • 総売上1000億円を叩き出した後、特定商取引法違反で逮捕
  • 留置所に拘留後、保釈金を支払い釈放

 

▼Y氏が関わってきた主なマルチ商法の案件
  • NBC(ネットビジネスカレッジ)
  • D9クラブ
  • ビットシャワー
  • FOIN(ファイナンシャルorg)
  • レブキャピタルファンド
  • アルケミスト

 

Y氏は、数多くの投資を主としたマルチ商法の案件に関わってきました。

特に大学生がターゲットにされ、学生ローンで多額の借入をさせられた人。奨学金を投資に使わせられる人もいました。

 

中には大学を退学する人もいました。

 

「騙される側も悪いのではないか?」と感じた方もいると思います。

そこで、記事の冒頭でもお伝えした通り、マルチ商法や投資案件に30回以上勧誘された経験がある私が

  • 勧誘を受けた際の断り方
  • 詐欺に引っかからない方法

を詳しく解説します。

 

本記事で一番大事な項目なので絶対に最後までご覧ください。

 

勧誘を受けた際の断り方

 

マルチ商法や投資案件に勧誘された際は、シンプルに「興味がありません」と言って断ってください。

それでもしつこく勧誘される場合は、

「初期費用や月会費を全額負担してくれるならやります」

と言ってください。

 

最強の手法です(笑)

 

私もこの手法を使ったことありますが、使った勧誘者全員から連絡が一切来なくなりました。

 

また、マルチ商法でよくある事例として

  • 勧誘目的を告げられずにイベントに誘われ、行ってみたら勧誘をされた
  • 一軒家やマンションの一室で事業説明をされた
  • 書面等が一切なく、WEB上のみで契約を交わした

などがあります。

マルチ商法は違法ではありませんが、

それらに該当する行為は、すべて特定商取引法の連鎖販売取引で禁止されている違法行為です。

 

▼主な禁止行為
  • 公衆の出入りの場所での勧誘行為
  • 入会前に説明された内容と入会してからの内容が違う不実告知
  • 契約書面、概要書面の不交付
  • 「必ず儲かる」などと言った誇大広告
  • クーリングオフをしたいのに止められた

※特定商取引法の連鎖販売取引に関する詳しい解説はこちらからご覧ください。

 

実際に法律違反をして逮捕された事例もあります。

 

もし、法律違反に該当する勧誘をされた際は、

必ず証拠を残し、消費者センターと警察に相談してください。

 

詐欺に引っかからない方法

 

結論を言いますと、

  • 世の中にうまい話は存在しない
  • SNSで見ず知らずの人からDMが来たら疑う

それらを守れば問題ありません。

 

しかし、投資詐欺に関しましては、昔から長年に渡り、被害者が大量に続出している傾向にあります。

 

日本人のマネーリテラシーの低さが原因だと考えられます。

 

投資詐欺も、以下のキーワードを言われたら詐欺だと見極められます。

▼投資詐欺確定演出キーワード
  • 元本保証
  • 月利〇〇%以上
  • 「投資×マルチ商法」

 

投資には必ずリスクがあります。

元本保証を謳った投資案件は100%詐欺です。

 

投資は年利で5%~9%が現実的だと言われている世界です。

月利〇〇%と謳った投資案件は100%詐欺です。

 

「投資×マルチ商法」はポンジスキームか中身空っぽのFXのツール等を商材にしている事例しかありません。

投資を行うのではなく、勧誘行為を無理やりさせられます。

 

また、投資は金融商品取引法によって規制されている項目があります。

※金融商品取引法に関する詳しい解説はこちらから。

 

投資案件の勧誘をされた際は、金融庁に無登録の会社の可能性が高いので必ず金融庁に相談してください。

また、最近ではコロナウィルスの流行に伴い、在宅副業を謳った情報商材詐欺の勧誘もSNSで広まっています。

 

SNSで見ず知らずの人にビジネスや副業の勧誘をされた際は注意してください。

 

詐欺は騙す方が100%悪いですが、

騙される方にも必ず原因はあります。

 

世の中にうまい話は絶対にありません

自分の身は自分で守るようにしていきましょう。

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