ちく
どうも、ロハリブのちくです。今回は博多久松のおせちの味等を検証するべく、博多久松の『おためしおせち』を実際に食べてみました!
★この記事を見て分かること★
・博多久松の『おためしおせち』について
・『おためしおせち』の中身について
早くおためしおせちの中身について知りたい方はコチラから!
博多久松のおせちって通販のおせちの中では人気みたいだけど、実際どんな味なんだろう?
ちく
今回はそういった博多久松のおせちに関する疑問を解消するため、実際に博多久松が販売している「おためしおせち」を注文しました!
以下では注文したおためしおせちから分かる博多久松のおせちの味の傾向や解凍具合、商品の到着状態等を余さず紹介しています。もし今年博多久松のおせちの注文を検討されている方は是非参考にしてみて下さい。
また、博多久松のおせちに関しては以下の記事でも説明していますので、宜しければ併せてご覧ください。
それでは内容に入っていきましょう。
先ほど紹介したように、博多久松では「おためしおせち」という通販おせちならではの不安を取り除くために作られた商品が数量限定で販売されています。
通販のおせちは時々以下のような失敗談を耳にします。
味が濃すぎて食べられませんでした。
レビューの評価がまあまあだったので、初めて購入しましたが、これだけの品数で一つも美味しいと感じるものがないのにはさすがに驚きました。高い買い物でした。
このような通販おせちならではのミスマッチを解消するべく、博多久松は赤字覚悟の「500円」でこの商品を提供しています。
ちく
こうした事前に味見ができるサービスは赤字になるため他ではあまり見られません。数量限定なので、特に博多久松のおせちの購入経験がなくて不安な方は購入してみてはいかがでしょう。毎年売り切れるので、早めの決断が必要です。
・おためしおせちのみを注文する場合
・常温便や同梱不可商品と一緒に注文する場合
・送料のかかる冷凍便と一緒に注文する場合
・九州〜東北:950円
・北海道・沖縄:2,000円
ちく
つまり、送料無料の冷凍商品と一緒に同梱の場合以外は送料無料にならないということです。
今年のおためしおせちは完売しました!
それでは実際に2021年版のおためしおせちを注文してみました!
注文が確定すれば、上図のようにメールが届きます。
そして商品が発送されると、着日・着時間の連絡が来ました。
ちく
おせちが届くのが待ち遠しい!
ヤマト運輸の方がおせちを届けてくれました!
中身はこんな感じ!
左からおためしおせちのおしながき・おためしおせち(冷凍)・博多久松のおせちのカタログ
さて、解凍前におためしおせちを開けてみます。
ちく
黒豆があちこちに飛び散っていました。過去2回博多久松のおせちを頼んだことがありますが、こうしたことは初めてです。他の品々はぎっしりと詰められているため、動きはありませんでしたが、黒豆等小さな品は冷凍といえども動く可能性があるということですね。
おためしおせちの解凍方法は冷蔵庫で12時間以上と紹介されていたので、少し長めの12時間半冷蔵庫に入れて解凍しました。
↓12時間半後↓
推奨時間解凍すると霜がとれ、見た目は完全に解凍できているように見えます。ちなみに参考品として2019年版のおためしおせちの画像を以下に載せておきます。
ちく
2019年版は配送状態が良かったため、今回のものより見栄えが良く見えますね。今回はそのままの状態をお届けしたかったためやっていませんが、解凍前に見栄えを整えるとより美味しそうに見えると思います。
それでは実食していきましょう。
それでは1品1品食べていきます。
①祝い海老
感想:プリっとした歯ごたえがあり、美味しい。鮮度も冷凍の割には良く、薄味のため素材の旨味を感じる。生臭さはない。
ちく
また、ドリップがあるかどうかも確認しました。
ドリップとは?
ドリップは品質の低下につながるので、少ないに越したことはありません。
今回祝い海老のドリップ量を確認すると、ほんの少しだけありました。ただ、この量は少ない方ですし、解凍ムラもなく、味・食感も良かったので問題ないと言えます。
②バイ貝旨煮
感想:出汁の旨味と鼻から抜ける磯の香りが良い。味は濃いめで出汁が染み込んでいる。
身を取り出す過程で出汁が貝の中から出てきました。(下図)
中の身はこんな感じです。見た目は少しグロテスクですが、貝の大きさの割に身は大きめで、歯ごたえがあり、コリコリしていました。
③子持ちいか
感想:先ほどのバイ貝より少し甘めの出汁の味がする。味付けは薄めで、中の魚卵のプチプチとした食感がより味を感じやすくさせている。
④海老入り焼き蒲鉾
感想:あまり蒲鉾感はなく、食感はぼろぼろとして良く感じない。薄味で中心にチーズがいるため、後味にほんのりチーズを感じ、鼻から抜ける。
⑤紅茶鴨スモーク
感想:厚さは薄すぎず、厚すぎずでしっかり解凍できている。冷凍の割に香りがしっかり付いている。臭みもなく、塩味と旨味がしっかりと付いていて美味しい。
⑥豚角煮
感想:冷凍ものだが、柔らかくホロホロとしている。味は甘味と旨味、加えて少し酸味を感じ文句なく美味しい。
⑦黒糖薩摩チキン
感想:食感はつくねっぽく、少しパサついた感じが気になるが、味はたれの甘味と旨味がこれまたつくねっぽく美味しい。
⑧鶏つくね照焼
感想:中のゴボウがシャキシャキと食感のアクセントになっている。最初はゴボウの風味がきてサッパリとしているが、後から照焼の味がついてくる。
⑨伊達巻
感想:ふっくらというよりかはしっとりとした食感。しっかり甘く、ちょっと濃く感じるかも。
⑩寿高野豆腐
感想:つゆだくで復元度が高い。味も濃くなく少し甘めで食べやすい。
⑪黒糖胡麻胡桃
感想:サクサクで胡麻の風味を強く感じる。甘さ控えめで苦みのある大人味。酒のつまみに合いそう。
⑫金団
感想:濃厚で上品な甘さがあり美味しい。くちどけは滑らかで、溶けるような感じ。
⑬やわらか干しとまと
感想:思ったよりサクサクとして甘く、デザートみたいで美味しい。とまと嫌いな方でも食べられそう。
⑭黒豆密煮
感想:つやがありナチュラルでフルーティーな甘さを感じる。ホクホクしっとりとして美味しい。
⑮栗甘露煮
感想:じっくりと煮込んでいるため味が染み込んでいる。金団と一緒に食べるとより美味しい。
⑯白花豆蜜煮
感想:黒豆より甘さは控えめ。ふっくらとしていて柔らかい。
それでは全体の総括をしていきます。
・解凍具合
十分に解凍できていました。博多久松はおせちごとに解凍時間を定めているので、その時間を守って解凍すればまず失敗しないと思います。
ちく
今回で博多久松のおせちは3度目ですが、今まで1度も解凍の失敗をしたことがありません。
・見た目
今回は黒豆が飛び散っていました。ただ、冷凍であるため1品ごとの形に不具合はありませんでした。また、品同士が交錯し、味が移るというようなことも冷凍おせちであるためありませんでした。そのため、見た目も配送後に確認し、少し修正を加えれば失敗はしないと考えられます。
・味
基本的には他社のおせちと比較すると薄味気味です。ただ、甘いものは比較的味付けが濃いです。また鮮度や復元力も良く、冷凍技術の高さを感じます。
ちく
後これは個人的な感想ですが、全ての品が美味しいとは感じませんでした。(合う合わないもあるので当然かもしれませんが)特に肉や魚は美味しかったですが、練り物はイマイチな印象です。
これらの観点はそのまま博多久松のおせちの特徴に直結してくるので、博多久松のおせちは大体このような感じと思ってもらって差し支えありません。(以前博多久松の「博多」を食べた際も同じような印象でした。)
以上から、博多久松のおせちはこんな人におススメです。
博多久松のおせちについては以下の記事で解説しているため、詳しくはコチラも併せて参考にしてみて下さい。
また、上記で博多久松のおためしおせちの感想を紹介しましたが、食べる人によっては感じ方が違います。百聞は一見に如かず、自分で確認してから博多久松のおせちを検討したい方は、手軽に確かめられるおためしおせちを1度注文してみることをおススメします。
ちく
量的には1人で食べて丁度お腹が一杯になるぐらいでした。
今年のおためしおせちは完売しました!
食品メーカーの開発者兼フードアナリスト。
東京に染まってしまった関西人(笑)
幣サイトの運営を行う傍ら飲食店の覆面調査や記事執筆等を行い、食に関する情報を発信している。
また、食以外の分野も興味のあるものは自分で試したり、詳しい人に聞いたりして徹底的に調べる特性を持つ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
某食品会社勤務。
また、フードアナリストの資格を持ち、飲食店の調査等も行っている。
様々な食品に興味があり、おせちも去年で9年連続通販サイト等で購入している。
おせちはもちろん冷蔵も冷凍も食べたことがあるが、しいて言えば冷蔵派である。