人が入らないのに潰れない!?漢方薬局の不思議

記事更新日: 2018/11/20

ライター: ぺーすけ

皆さん、おはようございます、こんにちは、こんばんは!

ペコ太郎です。

今回は、失敗しにくい漢方薬局の選び方をテーマに書かせてもらいます、どうぞお付き合いください☆

実は僕、以前漢方薬局に数年勤務していたことがあるので、その内情も踏まえてお話していきたいと思います。

 

始めに、皆さんの漢方薬局に対するイメージってどうでしょうか?

結構あるのが、

・敷居が高い

・値段が高い

・長く飲まないといけないetc

こんな感じでしょうか。

 

ただ、それが本当とは限りません!!!

ここら辺を順を追ってひも解いていきたいと思います。

 

 

暇そうだけど潰れない理由

 
一見、外から見ると、あまりお客さんも入っていないのに、何であそこの漢方薬局潰れないの?と思ったことありませんか?

理由はシンプルに大きく3つです!

競合他社が少ない

漢方薬の様な自然のもので治療を行いたい人は一定数います。

現在は、オーガニックは流行る様に増加傾向にもあります。

そして、漢方薬局は、美容院やコンビニといった業界の様に競合がひしめく

業界ではないのです。

ちなみに、「漢方薬局 新宿」で検索してみてください。

たぶん、検索で見つかるのは3店舗位です!!

新宿駅利用者数は、300万~400万に対して、漢方薬局は、たった、3店舗程度()

利益率がとても高い

 

高い利益のものだと、大体8割位です。

低い物でも4割程度はあったので、

平たくしても5、6割は利益になってきます。

ちょっと、ざっくりシュミレーションしてみます。

 

日に15万円の売り上げがあったとして、30日営業したとすると、

売り上げ=15万円×30450

内、利益が56割で225270万円

仮に、材料費、地代家賃、光熱費等で100万円使ったとしても、十分残る!

ペコ太郎

ちなみに、漢方薬局の店員さんが暴利を貪ろうとしているのでは ないのだよ。元々昔からこういう感じだったことを続けているだけなのだよね。ただ、それぞれの色もあるのでチェーン展開している所ほど、利益の追求は、勿論の事、発生してくると思うのだけどね。

電話相談、ネット注文がとても多い

                       

 これは、主にチェーン展開している漢方薬局に当てはまる項目だと思います。

皆さんも、こんな経験ありませんか?

「ここは、他と違ってきちんとした大きな企業だから安心だ☆」とか、

「スタッフの数も多いし、顏写真や店の雰囲気も良さそうだから何だか安心」など。

こう言った、「当たり前のこと」をやっているだけで、結構、電話相談は入ってきます。

自分が勤務していた店舗の5割位は電話、ネットでの注文でしたね。

そして、結構な割合で、電話での会話のみでも、納得されてお客さんは華漢方薬を購入します。

ペコ太郎

ここからは、僕個人の主観と予想も入るのだけど、 お客さんは、1時間程度しっかり話も聞いてもらった満足感とそんなに時間を使わせてしまって申し訳ないと思う日本人独特の人情感、漢方という自分は全く知らないしイメージのつかない分野は、その道の専門家に任せようという心理が働く理由の基、購入する割合が多いのかなと思う。 日本人は人情にあつい、個人的にはそういうところ好きだなー。

女性 Aさん

ちょっと素朴な質問していいかな? そもそもだけど、、、、何でそんなに競合他社が少ない業界なの?? そんなに利益があがるなら他に参入するとこいっぱいあってもいいと思うのだけど?

 

ペコ太郎

おっしゃるとおりー。競合他社が少ない事にも理由があるんですよね。それは次の章で説明していきますね!

 

漢方業界全体の話

 

 まず、漢方業界は非常に横の繋がりが薄いです。

「一致団結してこの業界を盛り上げよう!」

と言うことは、聞いたことがありません。

どちらかと言うと、我が道を行くマイウェイ集団な様に思えますw

いい意味で自由です。

後、漢方薬局を主体として上場している企業は聞いたことありませんし、持ち株会社です。

なので、株主から、「もっと頑張れ!!」と言われる事もありません。

 

なので、社長のワンマン企業になりやすい性質を持っています。

実際、僕がいた漢方薬局は社長の気分と思い付きで動いていることが多かったです。

(悪い社長じゃなかったですよ、ただ感覚重視でした())

それが故になのかもしれませんが、個人経営になりやすく給与体制も曖昧でした。

 

新卒薬剤師の年収が大体500万円位です。

に対して、

漢方薬局の新卒薬剤師の年収は300万円程度。

 この差は、当事者だったらかなり大きいですよね!

なので、中々、漢方薬局に新卒の薬剤師が集まりませんし、企業としてもそこまで大きくないのでひとを取りません。

客観的に、

東証一部上場企業で、年収500万円、福利厚生バッチリな会社

あるいは、

未上場で、年収300万円、福利厚生??

どっちの会社がいい??って言われている感じです。

アウトローな人は後者を選ぶかもしれませんがw

 

他にも、様々な理由で離職率はかなり高いし、他の漢方薬局に転職を考える人もほとんどいません。

次の章では、漢方薬局の利益をたたき出す煎じ薬とエキス剤についてお話していきたいと思います。

ペコ太郎

漢方の実務経験が無いと治せないし、経験がないと開業してみようともおもわない。結構ニッチな業界なのだよね。僕自身、漢方は大好きなのだけど、最終的には相談員の知識と技術と感覚がキチンとしてないと、正しい治療もできないから、中々人材教育も難しいと感じる。いいものではあるけど、システム化できないのは結構大変だと思う。漢方薬局の薬剤師はいわゆる、職人さんに近い感じだと思うのだよね。

 

煎じ薬とエキス剤

煎じ薬とエキス剤の違い

先ず、見て欲しい項目としては煎じ薬を扱っているかどうかなんです。   

煎じ薬ってこんな感じのものです。(図参照)              

言うなれば、刻んだ生薬を煎じて飲む漢方薬のことです。

また、エキス剤とは、煎じ薬の水分を飛ばして作った粉末のお薬です。

(ツムラの〇〇番とかがこれにあたります)

ここで、言いたいことは、これらの薬をコーヒーで例えるならば

煎じ薬コーヒー豆

エキス剤→インスタントコーヒー

ほどの違いがあります。

つまり、質のいい煎じ薬を扱っているということは、その薬局の本気度合いを見ることが出来ます

だからと言って、エキス剤が悪いという意味ではありません。           

お客さんも、毎日煎じる余裕がない人もいるので、そこは臨機応変にしていく必要もあると思います。

ただ、「煎じ薬≠エキス剤」であり、「煎じ薬>エキス剤」です。

ここも、相談員の方の言い方を見てみるといいかもしれません。

薬の出し方でわかる相談員の姿勢

薬の出し方も見てみて下さい。前もって言わせて頂きますが、

一発でその人の体調に合った漢方薬を出す事ってかなりの高等テクニックなのです

 

仮に自分に合ってない、効かないお薬、1ヶ月も飲む事いやじゃないですか? 

一発で合わせられないから、相談員がダメな訳でもありませんし、毎日毎日様子を見て薬を変えることも、お互いにとって時間もとりますし、通う手間が発生しますので合理的ではありません。

せめて、一回に出す量は、

1週間~2週間程度かどうかを見てみるといいかもしれません

それ以上を出す場合は、お客さんの都合ではなく、薬局の効率を考えている場合があるので注意しましょう。

相談員から「漢方はじっくり体に馴染んでいきますからまず1ヶ月これを飲みましょう」

と場合は、すぐには治す自信がない、ノルマとしてまとまった売り上げが欲しい、

可能性があるかと思います。

(初診ではなく何度か通っていて、漢方薬が効いている場合は1ヶ月分を出す場合もあります。)

補足

漢方薬を作るために、

煎じ薬→30分程度

エキス剤→10分程度の時間が掛かります。

なので、数人のスタッフでお客さんの対応をしなければならない場合は圧倒的にエキス剤の方が効率いいという側面もありますので、どの位の割合で煎じ薬を出しているのかもポロっと質問してみるといいかもしれませんね。

 

今回の話は以上です!

全体的に言いたいことは、ユーザーもきちんとした知識を持って漢方薬局に行って欲しいなと言う気持ちもあります。

是非、正しい知識と、薬局の実情を知った上で足を運んでみて下さい♪

この記事を書いたライター

ぺーすけ

薬剤師(漢方を語らせたら一日喋ってます)

FXトレーダー

一日一食、たまに二食

毎日の日課はトイレ掃除とストレッチ

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